育成環境と植物別の管理まとめ 24年1月版 | masplantasのブログ

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部屋の中で植物を育てています。
うちの環境での育て方を模索中です。
失敗しながらなんとか育ててますが、育成例は多いほどいいんじゃないかなと思い書いてます。
失敗例多めですが、一例として見ていってください。

花火 前書き

2016年に胡蝶蘭を頂いたのをきっかけに園芸を始めました。

最初が胡蝶蘭なのでそのまま完全室内で植物を育てています。

ベランダに物を置くの禁止だし(←建前)

虫嫌いなので(←本音)。

しかも窓も閉め切ってます。

開けっ放しで出かけられないし、虫嫌いなので。

風通しは換気扇やエアコンに頼ってます。(足りないですあせる

 

育成の詳細は各ブログを読んでもらうとして

育成環境やそれぞれの管理をまとめてみました。

内容に変更があった場合は書き直しますが

記事の位置は20年~22年までのは22年1月末に

それ以降は毎年1月末に固定です。

 

注意 内容はうちでの育成結果をまとめたものです。

自己流で適当にやってる場合も多々あります。

まだまだ模索中ですのでやる場合は自己責任でお願いいたします。🙇


 

やしの木 育成環境

 

・日当たり

部屋はマンションで窓は東南向きです。

日の出の位置は季節によって違うんですね。

そのため日照時間に差が出ます。

長いときはギリギリ昼まで窓際に日が当たります。

冬は8時過ぎから12時前までです。

夏は短くて7月下旬はだいたい9時前~11時まででした。

春と秋は長めです。

だいたい7時15分頃から12時前までです。

 

※日が入る時間は休みの日しか確認できません。

曇りだとはっきり分からず天気によって全然違うため

大まかな時間になってます。

 

 

・置き場所

朝は窓際、夜は窓から離してます。

昼間の窓辺

 

ラックは昼と夜に90°回転させてます。

 

部屋の真ん中に置いたらエアコンの風がもろに当たってました。

エアコンの風があたらないよう気を付けてます。

 

 

・室温

エアコンの設定温度は26℃くらいですが出かけている間は切っています。

エアコンを切ると夏は30℃以上、冬の最低気温は15℃くらいです。

寒さは大丈夫ですが夏はかなり暑いです。

 

 

・湿度

現在70鉢以上あります。

閉め切った室内に大量の植木鉢があるため湿度は高いです。

春(4月)から7月の梅雨明けまで70%を超えます。

湿度が高いと当然カビは生えるし

植物自体も弱って駄目になったのがいくつもあります。

梅雨前から湿度対策は必要です。

梅雨が明けたとたん65%以下になりました。

冬は以前はかなり乾燥してましたが鉢が増えてから加湿器は必要ないです。

1月の昼にエアコンの暖房が入ってる状態で気温26度、湿度58%でした。

 

 

・季節

植物にとってマンションの室内は季節はあまり関係ないかも?

と思ってましたがある程度は影響あるようです。

時期を考えずに植え替えや挿し木をして失敗する事もあります。

四季は大事ですね。

冬の寒さ対策は水やりの水を冷たすぎないようにしてるくらいです。

体感で25℃くらい?適当です。

うちは暑さに弱いのが多いので

暑さ対策としてエアコンつけっぱなしで出かけたいけど

電気代や節電を考えて切ってます。

 

3月 土が乾くのが遅くなります。

4月 梅雨並みに湿度が上がります。

注意メセン類は葉が溶けたりカビが生えたりしてたくさん駄目にしました。

  4月~7月は要注意時期です。

7月 梅雨が明けると湿度は下がりますが室温は高いです。

8月末 年によっては秋の植え替えを始めます

10~2月 乾燥して土がよく乾きます。

     植物の状態もいいです。     

     2月中旬あたりから春の植え替えを始めます。

 

 

やしの木 植物別の管理

 

①胡蝶蘭

②ベンケイソウ科 (カランコエ等)

③蔓性植物 (ポトス、ホヤ)

④メセン類、ハオルシア、ガステリア

⑤サボテン

⑥ユーフォルビア

⑦ガーデンシクラメン

 

 

【① 胡蝶蘭(水苔+素焼き鉢と水挿し栽培)】

現在4株(大型2株、ミディ2株)を育てています。

22年9月に一度全て水挿し栽培に切り替えましたが

23年7月~8月に3株は水苔に戻しました。

 

水苔と素焼き鉢にカビが生えるため水挿しにしたのですが

3株はほとんどの根が溶けてしまったため

溶けなくなった大型1株以外を水苔に戻しました。

 

世話は水挿しは1週間前後での水替えです。

その際には根と容器を水洗いしてぬめりを取っています。

水苔の方は水苔が乾いたら水をやっています。

季節によって違いますが5日~1週間程度の間隔です。

鉢にカビが生えたらナイロンたわしでこすってます。

 

葉水は本当は朝晩にしたいのですが

湿度が高くなり他の鉢にカビが生えるため

夜に外に伸びてる根にかけるだけにしてます。

 

↓24年1月

 

 

②~⑥の管理はほぼ一緒です。

・水やりは土が乾いたらたっぷりと。

 間隔は冬は1週間、それ以外は月2~3回です。

・植え替えは通常は年に1回。

 問題があればその都度やってます。

・土は元肥入りの多肉用培養土です。

・追肥はやってません。

・鉢はプラ鉢、スリット鉢、素焼きや陶器鉢、ミニプランターです。

 

個別に注意してることを書きますね。

 

【② ベンケイソウ科】

カランコエ、パキフィタム、アドロミスクス、クラッスラ

 

~共通注意点~

葉に水をかけると傷むようなので

水やりの時に葉っぱを濡らさないように気を付けています。

 

~植え替え~

 

・カランコエ

よく伸びるので年に数回、茎の途中で切って上の部分を挿し木してます。

通気が良くないと土や葉にカビが生えるので

下葉を多めに取って風通しを良くしてます。

脇芽がよくできるため簡単に増えます。

今年1月早々に2鉢増やしてしまいました。

増やしすぎに注意です。

挿し木は簡単で気根が生えているのですぐ根付いてくれます。

 

・パキフィタム

長くなったら鉢から出して適当に切って挿し木しています。

カランコエと同じく簡単に発根します。

切った下の部分も残すためどんどん増えてきました。

23年は試しに水挿し栽培をしたら元気に育ってます。

葉が簡単に取れるのでその点は注意が必要です。

 

・アドロミスクス

徒長して長くなったため途中で切り(胴切り)

切った部分は挿し木しました。

↓手前が本体で奥は挿し木した鉢

気根がたくさん生えてるので発根は問題無く

どちらも新しい葉がたくさん生えてます。

 

・クラッスラ

購入時よりかなり大きくなったため

6号くらいの鉢に植え替えました。

3本一緒に植えてます。

別名が宇宙の木、つまり「木」なのでもっと大きくなるかもしれません。

置き場所は日当たりはあきらめて明るい日影に置いています。

 

 

~短日処理~

 

カランコエは短日処理しないと花芽ができません。

(カランコエの短日処理=日照時間を10時間にすること)

以前は光が当たらないように

秋になったら段ボールを被せてました。

21年12月に布で覆ったら葉にカビが生えたため中止し

その後は積極的な短日処理はしていません。

23年11月から2ヶ月ほど薄暗いところに置いていたら

3年ぶりに花芽ができました。

↓24年2月

 

※2月に開花しました。

 

 

【③ 蔓性植物】

ポトス、ホヤ・ケリー

主に朝に葉水をしています。

 

・ポトス(7号プラ鉢)

植え替えは根詰まりで黄色い葉が出てきたらやります。

だいたい年に1回ほどです。

元気なのを選んで同じ大きさの鉢に植えてます。

室内で私が管理できるのは7号鉢が限界なのでこれ以上大きくしません。

葉が増えたら剪定します。

 

・ホヤ(深プラ鉢)

20年に買ったときは葉っぱは1枚でした。

2年以上動きが無かったのに

23年は春から葉が増え始め4枚になりました。

24年2月にまた新しい葉が生えてきてます。

 

最初の1枚はまだ元気で購入時から変化無しです。

 

 

【④ メセン類、ハオルシア、ガステリア】

 

特に水やりに気を使ってます。

乾燥している冬は鉢の重さなどで判断しますが

それ以外は竹串を刺してチェックしています。

フォーカリアなどメセン類は蒸れ予防

ハオルシア、ガステリアは根腐れ予防です。

 

・フォーカリアなどのメセン類

フォーカリア、コノフィツム

ストマチウムボルシアエ

フェネストラリア、紫晃星

 

~注意点~

フォーカリアはハダニがつきやすいので

毎日葉っぱのチェックをしています。

竹串や濡らしたティッシュで取ってます。

その際は葉のふちの毛を取らないよう注意しています。

たまに薬も使ってます。

 

~株分けと挿し木~

メセン類は葉挿しは出来ませんが挿し木は出来るので

株の根元で切って土に挿すと割とよく発根してくれます。

去年までは植え替えのたびに株分け+挿し木にしていました。

そのせいかどれもこじんまりとしてしまいました。

 

挿し木はほとんどが発根できたのでやり方は合ってるかもしれません。

ただし梅雨から夏の間は失敗したのでその時期は避けた方がいいですね。

葉挿しは1度だけやってみたけど失敗しました。

 

↓紫晃星の剪定で出た枝の挿し木

 

※フェネストラリア・ロパロフィラはまだ挿し木したことがありません。

うちの環境では細長く育ってしまい挿し木は難しそうです。

葉っぱがよく枯れるのですぐ駄目になるだろうと思ったら

意外にも新しい葉がすぐ生えるので細長いながらも頑張ってます。

 

~脱皮~

※あくまでうちの環境での話です。

コノフィツムは雨情と玉彦を育ててますが

春先から初夏にかけて脱皮が始まってました。

しかし途中で腐ったり強制脱皮失敗で上手に脱皮出来てません。

今年の結果は終わってから追記しますね。

↓雨情1個と玉彦4個

 

~実生~

フォーカリア

21年に100粒ほどタネ蒔き用の土に蒔きました。

50個以上発芽して腰水でずっと育てていましたが

カビを警戒して肥料をあげなかったら大きくなる前に枯れていき

1年後にはに30個に減ってしまいました。

22年秋にプランターに植え替えて

現在はプランターに15個、別の鉢に2個育ってます。

管理は普通のフォーカリアと同じです。

 

紫晃星

22年11月に30粒ほど種蒔きしました。

フォーカリアと同じように育てていたら

やはり大きくならずに枯れてくるのが出てきたため

まだ小さいけど普通の培養土に植え替えたら

残り1個だけになってしまいました。

(青矢印が実生苗で周りは挿し木の苗)

 

~花芽~

23年8月にコノフィツム玉彦2個が開花しました。

真夏に咲いたのでビックリです。

強制脱皮したから時期がずれたのかもしれません。

 

 

・ハオルシア

オブツーサ、オブツーサ・マリン、青雲の舞、シンビフォルミス

プリングレイ、祝宴錦、ルテオローザ、玉扇

スーパーゼブラ、他交配種の軟葉と硬葉1種類ずつ

 

ハオルシアは成長が緩やかで丈夫で室内でも育てやすいです。

良いか悪いかは別として子株で簡単に増えます。

根腐れと根詰まりに注意してれば特に難しくはないです。

 

 

~徒長~

徒長しやすいのとあまり気にならないのがあります。

実際に育ててみないと分かりません。

徒長した場合は下葉を取って植え直すという荒技で対処してます。

※自己流です。

↓徒長したプリングレイの下葉を取ったところ

 

 

~子株~

子株もできやすいのと全然できないのがあります。

あまりに多いときは植え替えの時に間引いてます。

放っておくと無限に増えそうです。

子株を株分けすると鉢数が増えるので

増やしたくないときは親株にくっつけたままにしてます。

 

↓1個の親株から株分けしてものすごく増えたオブツーサ。

 

↓プリングレイの親株と株分けした子株

 

増殖中のオブツーサ・マリン

左側の鉢のどれかが親株です。

 

 

~葉挿し~

本体を枯らしてしまった青雲の舞を葉挿しから復活できました。

発根まで数か月、発芽にも数ヶ月かかってます。

葉挿しは時間がかかるので根気が必要です。

↓2020年12月

下矢印

↓2024年2月

 

 

~花茎~

軟葉系はとにかくよく花茎を伸ばします。

花茎を伸ばす時期は春と書いてるのがありましたが

うちは年中伸ばしてます。

年に2~3回伸ばす個体もあります。

開花すると株が弱ると聞きますが

咲かせても弱ってなさそうなので毎回最後まで咲かせています。

 

特に交配種の親子株は回数が多いし長さもあります。

↓花が終わって花茎を切った直後にまた花茎を伸ばしてきたところ。


 

花茎を伸ばす回数とか

連続でできるものなのか?などは調べても分かりませんでした。

 

花は大小の差だけでどれもほぼ同じです。

白いつぼ型?で緑や赤の線が入ってます。

↓(手前)祝宴錦 (後ろ)軟葉の交配種の花

 

 

~胴切り~

ルテオローサの茎の真ん中あたりが枯れてきたため

切って上の部分は挿し木にしました。

下の部分からは3個の芽が育ってます。

 

 

・ガステリア

ガステリアは静波錦1個だけです。

夏:日当たりのいい場所に置いたら葉焼けしたため

  少ししか日が当たらない場所へ移動。

秋:そのままにしていたら葉がくびれたため元の場所に戻す。

冬:日に向かって傾いたため向きを変えて回復中。

環境が変わると敏感に反応します。

2ヶ月くらいで葉が生えてきて活発に成長しています。

 

 

【⑤ サボテン】

アストロフィツム属・兜丸、ランポー玉

ロホホラ属・銀冠玉

フライレア属・士童

ギムノカリキウム属・海王丸

 

トゲが苦手なので海王丸以外はトゲ無しです。

現在10個育成中です。

兜丸はいきなり溶けることがあると書いてましたが

20年に買った兜丸は今も元気にしています。

2個ランポーを枯らしてしまいましたが(原因不明)

室内でも育てやすいです。

 

~水やり~

夏型多肉なので冬の水やりは気を付けています。

必ず竹串を刺して確認し、迷ったときはやりません。

春~夏は迷ったときはあげてます。

季節問わずやるときはたっぷりやってます。

 

~成長~

アストロフィツムはあまり成長しませんが

ロホホラは育ってます。

士童はあまり大きくならないようです。

海王丸は購入したばかりなので様子見中です。

 

~花~

銀冠玉は22年6月と8月に花が咲きました。

年に何回咲くのかは不明です。

 

~実生~

士童は受粉しなくても花が咲かなくても実ができるようです。

23年5月にタネを採取し蒔いたところ全部発芽し順調に育ってます。

まだ腰水で育てていますが5月あたりに培養土に植え替える予定です。

 

 

【⑥ ユーフォルビア】

アノプリア

 

うちの唯一のユーフォルビアです。

おそらく夏型多肉と思われます。

トゲがありますが取れやすいです。

触ると刺さらずに折れて白い液体が出てきます。

有害なので液には触らないようにしています。

 

購入した時よりだいぶ細長くなってしまったので確実に日照不足です。

あまり長くなったら切ることも考えてますが様子見中です。

出っ張りは稜(りょう)といって成長するにつれ増えたり減ったりしています。

 

春~夏に子株ができやすいです。

 

 

⑦ ガーデンシクラメン

 

シクラメンは暑さに弱いそうです。

20℃以下で管理するようにと書かれてました。

ガーデンシクラメンは比較的暑さに強いそうです。

うちのはもらい物でラベルが付いてないので推測ですが

25℃以上の場所に置いても一年中花が咲いているので

おそらくガーデンシクラメンでしょう。

品種名は不明です。

 

~日常管理~

腰水をしないとしおれるのでずっと腰水をしています。

水が減ったら足し、週1で新しい水に取り替えてます。

ときどき上からも水をかけますが葉と球根を濡らさないよう注意してます。

 

土は多肉用培養土の上に赤玉土小粒を入れてます。適当です。

最初にこの土でよく育ったのでそのままのやり方で植えてます。

元肥だけで追肥はしてません。

 

~葉組み~

見た目と、球根の真ん中に日が当たるように葉っぱをドーナツ状に倒します。

葉と葉を引っ掛けるんだけど不器用者には難しいです。

シクラメンリングがあれば簡単なので

自作したワイヤーの輪で代用してます。

 

~夏越し~

シクラメンは夏に休眠するかしないかの2通りのやり方があります。

新しい芽が出なくなったら考えようと思ってましたが

8月になっても芽が出てきたので

ガーデンシクラメンは休眠無しで大丈夫そうです。

 

~病害虫~

22年夏に新しい芽が全部枯れました。

葉もどんどん枯れて10枚ほどになりました。

休眠?と思っていたら

土の表面にハダニのような虫がいたので薬をかけたところ

しばらくして新しい芽が出てきて復活してくれました。

芽が枯れるのは異変だと認識しないと駄目ですね。

 

~自家受粉~

シクラメンは自分の花粉で受粉できるので

花が揺れたひょうしに受粉することがあります。

受粉するとまだ元気な花びらが落ちるので分かりやすいです。

23年春は1個だけ受粉しました。

実ができるか検証していたら時期的に株が弱ってきたようなので

途中で終了しました。

↓検証中の実

 

実の中から4粒タネが出てきましたが発芽しなかったです。

株が弱ったら本末転倒なので実が出来たらすぐ取ることにしました。
 
~23年の2度の失敗~
秋の植え替え後にほとんどの芽が枯れてしまいました。
原因は酸性の鹿沼土の入れすぎです。
シクラメンは弱酸性の土を好むんだそうです。
土を入れ替えたら回復しました。
しかし年を越したらまた芽が枯れてきました。
今度は年末に芽点に水をかけたせいと思われます。
(芽点=球根に付いてるコブ状の物でそこから芽が出てきます。)
 
24年2月に2個の芽点の芽が枯れてきたと思ったら
芽点自体も枯れて取れてしまいました。
2月現在の芽点は3個です。
 
シクラメンの土は弱酸性。球根に水をかけたら駄目。
この2点はしっかり覚えました。
その後の経過は追記しますね。

 

 

完了 まとめは以上です。長文お疲れ様でした。

密閉された室内というあまりよろしくない環境で育てているので

試行錯誤しながらやってます。

環境によって育て方は全く違うと思いますので

ひとつの例としてサラッと流し見ていってくださいね。