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カリフォルニア サンフランシスコ在住 高校生のライフをお届けします!

「今日そんな気になれないだろうから中間テストなしね。」

初めてアメリカ大統領選をアメリカにいながら体験したわけで、18歳にもなったけど、市民権がまだないので今回はあたし自身投票はできてません。

難しいことはよくわかんないんだけど、カリフォルニアは今不思議な雰囲気に包まれてます。気になってる人多いかもしれないんで、そうそうたる会社の本社が立ち並ぶシリコンバレーで何がどうなってるのかちょっとガチレスします。



まず、今まで多分「あんだけ騒いでるけどトランプがガチで当選するわけないやろ」って誰もが、「まあゆうて大丈夫やろ」って余裕かましてたってのはあると思うんです。

カリフォルニアはヒラリーさん派で、若い人の投票率も高かったのに、それでもあたしの周りには頑なに投票しないって言ってる人や、第3党(ヒラリーやトランプでもない)に投票するって言ってた人もまちまちいました。

面白いのは、全国的に、トランプに投票するって言ってた人たちは決してブレなかったのに対して、クリントンに投票する人たちは、どっちもパッとせんけど、トランプよりはクリントンに入れよう。っていう意見が圧倒的に多かったんです。



トランプへの票が多かった州も、都心部の人たちはクリントンに投票してて、市外に住んでる人たちはトランプに投票してるんです。

まあニュースで偉い人とかがこんなこともうとっくに言ってるかもしれんけど、これは教育不足が招いた結果で、それは大学に行ってない白人男性のトランプへの投票率が異様に高いことからわかります。

彼らにしてみたら、新しいこと(他の国からの文化や力)はめっちゃ怖いし、早いとこ不景気から抜け出すためのいい風が欲しいわけです。



この選挙の面白いのは、ソーシャルメディアの影響力がえげつなく大きかったこと。

ツイッターやフェイスブックでは、トランプが勝ちそうってわかった時から、「俺実はスイスの国籍も持ってるから、結婚して一緒に逃げるなら今だよ」なんていう投稿がたくさんありました。

実質カナダの移民情報局はアクセスが多すぎたためサイトをシャットダウンしてます。



何よりトランプが勝ったって結果が出たあとも、「まだクリントンっていうチャンスもあるかも」っていうほぼ確率ゼロの可能性にかけている感覚がいろんな人から読み取れました。私自身も「いやまだいけんちゃうん」って思ってました。



結果が出てからすぐに、大学では生徒たちによるデモが夜中から始まったり、街では暴動も起きたりで、多分昨日は寝てない人の方が多いでしょう。私もひたすら起きてました。



今日の朝、大学に行ったら、生徒の半分は学校に来ていない、来ている生徒の顔はどこか心配そうで、中には"I'm still with her"(私はまだ彼女の味方だ) や "Not my president" (俺の大統領じゃない)などとメッセージをでっかい紙に書いて体に貼ってる人がちらほら、しまいには昼12時くらいから中庭でデモも始まりました。

先生も中間テストをキャンセルしてディスカッションの時間にしたり、「あたしのお母さん実は違法民やからやばいかも」というメキシコ人の友達もいたり。

とにかく話題はこれでもちきりでした。



午後には、学校からメールが来て、「昨日の結果によってもしあなたが精神的に病んでいる、もしくは恐怖を感じて日常生活に支障をきたすことがあれば、カウンセリングセンターはいつでもあなたの話を聞くためにあいています。」って丁寧にお知らせが。



まさかね。と思っていたからこそか、かなりのショックだったみたいです。

カリフォルニアにいてこれだけショックだったんです。大学の寮に入るために他の州(特にトランプ派の州)にいってる人たちはもういてもたってもいられない気持ちになってるんちゃうかなって思います。



トランプがこれから何するのか、アメリカはどうなっちゃうのか、心配事はいっぱいあるし、普段自分たちの選挙に興味ない日本の人たちもこの話題はたくさんしてるみたいやけど、



これから私たちができることを大学の国際情勢のクラスで考えてみたら、こうなりました。



私たちの世代は特殊です。今アメリカで高校、もしくは大学に通っている世代は、実は今回の選挙で最もヒラリーに票を入れた世代でした。

この世代の強みは、過去に生きてきたどの人間よりも、コネクションが強いということ。

このコネクションは、一人一人でもあるし、国と人、メディアと人、、、、いろんなところまで伸びてます。

わかんないことがあったらなんでもネットで調べられるし、トランプサポーターの人がなんでトランプをいいと思ってるのか、その人のアカウントに飛ぶことですぐわかっちゃう。



たっっくさんあるデータの中で、何があってて何が大事か、それを決めれるのはどれだけ自分にとってうまく情報コントロールできるかの教育を受けてきたか、にかかります。

きちんとした教育が受けれない、もしくは教育内容が偏っていると、情報が正しいかどうかの判断や、他の情報も覗いてくらべてみるっていうことができなくなっちゃうと思うんです。



でも、アメリカの選挙ってシステム的には素晴らしいですよね、誰が誰と対決してるのか、少なくとも日本よりわかりやすい。



でも、フェアじゃない気がするっていう声、結構多いんです。

世界中でどれだけの国がこれをできるのかわかりませんが、

『若い世代の投票の重みを高齢層より重くするべきだ』と。



これからの時代を作るのは若い人たちで、選挙の結果に最も左右されるのは60歳や50歳の人じゃなくて、これから教育を受ける人、就職をする人、社会を担っていく人たちです。若い人たちの一票が少しだけ高齢層のものより価値のあるものになっていいの出はないかと思います。



これからの4年間、トランプが務めるだろうこの4年間、何が怖いって

今の子供達、幼稚園、小学校、中学校にいる子たちが、何をどう間違えて、トランプが理想的な大統領のモデルだって思ってしまうかもしれないことです。トランプはあってるのかもっていうアイディアが彼らの中にうまれるかもしれないことです。



私たちができることは、この選挙結果を真摯に受け止めて、でもこれは決して正しいことではないんだと、次の世代に受け継いでいくことだと思います。

一番最初に述べたように、アメリカ市民権はありません。でも、アメリカに住む人間として、この恥をみんなで認めて、きちんと未来の教科書には「大変な4年間だったが、国民が一丸となって守るべきものは守り合った」って載るように、みんなで目指せたら理想的じゃないかなと思います。