今後日本の医療の質も量もどんどん低下します。その原因は若者の貧困化政策を進めている政治家と官僚。 | 研修医ノート

今後日本の医療の質も量もどんどん低下します。その原因は若者の貧困化政策を進めている政治家と官僚。

あまり知られてないですが、日本の医療は世界的に見て非常にレベルが高いです。それでいて公的保険で全部賄われるので安いです。

 

しかし、そんな高品質医療大国ニッポンも過去のものになるかもしれません。

 

ここ数年で急激に保険外の美容科に流れる研修医が激増しています。

このnote記事書いた人は僕と同い年くらいの女医さんみたいですが、、、

 

このように、素朴で純粋な感想を書いてます。

 

僕は↑この女医さんと同じくアラフィフでこれまで世界の汚い部分見すぎたので、↑こんな純朴な感想書けません。

 

↑この美容科の活況と正反対なのが、外科の窮状↓。

消化器外科学会が「外科医減り続けててヤバイよヤバイよ」という声明↓出しました。

消化器外科医だけが減り続けてる。そりゃしんどい仕事だもんな。患者・家族のモンスタークレーマー率も激増しているし。
もはや若い研修医は全然外科を選んでくれてない。
外科医の数はうなぎ下がりに下がり続けてます。美容に若い人流れるので、今後も外科医は減り続けます。
外科医の仕事ははっきり言ってスーパーマンでない医者にとっては地獄です。それでいて他の科より給料が高いかというと全然そんなことはない。
外科医が今後減っていくとこうなります。
 
っていうか、↑この現象は世界の潮流みたいですでにイギリスでは医療サービスがどんどん不足しているせいで本来助かる人が死にまくってます↓。

https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2024/04/300.php

 

冒頭の純朴な女医さんみたいに「医者になったのは人を助けるためなんだろ? 金儲けのためじゃないんだろ?」とあなたは言うかもしれませんが、僕はいまの若い人たちに非常に困窮の辛酸を舐めている人が多いこと知ってるので、そんな純朴なことは言えません。

 

学費と生活費稼ぐために体売ってる女子大生の割合が全体の15%という現状なのにさ、「金儲けより人助けを優先する人生を選ぶべき」とか口が裂けても言えませんね僕は。

 

まあ困窮を知らない人にはこのことはいくら言ってもわからんかもしれんが。

 

なので、今後の日本の医療の潮流として、普通の保険の医療やる医者の質も量もどんどん低下して行きます。

 

なので、早めのあなたの近所の総合診療医を確保しといてね。

 

医学生の頃「なんでも診れる医者になる!」と志高かった人も、現場に出て「なんでも診れる医者の仕事がどんだけ大変か」を目の当たりにしたら、そりゃ楽な方に流れるわな。誰も過労死したくないもん。最近甲南医療センターで過労死させられた専攻医の事件みたいに、若い医者過労死しても病院側は「オレは悪くない! オレは悪くない!」の一点張りだからさ、やっとれんよね。

 

なので、早めのあなたの近所の内科でも外科でも救急でもメンタルでも整形外科でもサプリ相談でもなんでも診る医者を確保しといてね。