あなたが病気にならないためには、お金と教育とのどっちが大事かを示す衝撃的データ
あなたが病気にならない(死亡率や要介護率を最小化する)ためには、お金と教育とのどっちが大事かを示した衝撃的エビデンス↓。
医療と社会.2012 年 22 巻 1 号 p. 19-30
https://www.jstage.jst.go.jp/article/iken/22/1/22_1_19/_pdf/-char/ja
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この論文のミソとなる表はこちら↓。
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男性が死亡率を下げるためには完全にお金が大事で、中学さえ卒業していれば教育は全く大事ではないというエビデンス。
そして、男性が要介護率を下げるためには完全に教育年数の長さが大事で、超絶困窮でさえなければお金は全く大事ではないというエビデンス。
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それに対して、女性は中学さえ卒業して、なおかつ超絶困窮でさえなければ、お金も教育もほとんど死亡率や要介護率の高低とは無関係というエビデンス。
↑数字の表ではわからんアナタのためにグラフにしたものがこちら↓。
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男性は中学さえ卒業していれば、死亡率の高低を決めるのは圧倒的にお金の有る無しのせい。教育水準関係なし。
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男性の要介護率の高さを決定するのは、ほぼ完全に教育年数の短さ。お金の有る無し関係なし。
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男性が死亡と要介護(つまり病気になること)を避けるには、お金と教育年数のどちらが欠けてもダメで、お金の量と教育年数の長さの因子は独立であり死亡率と要介護率の高低に対して相加的効果がある。
↑この男性に見られるようなはっきりした傾向が女性にはないのであるが、実はちょっと面白い傾向がありまして。この表↓をもう一度見て欲しい。
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これから読み取れる面白い事実は、「男性はお金あるほど死亡率下がり、教育年数長いほど要介護率下がる」明らかな傾向があるのに対して、「女性はお金がありすぎてもなさすぎても死亡率が上がり、教育年数が長すぎても短すぎても要介護率が上がる」という緩やかなU字型の傾向があるということ。
言い換えると、男性は病気にならないためにお金稼いで勉強しなければならないのに対して、女性はお金も教育も平凡なのが一番病気になりにくいということ。
昔の人曰く、「亭主元気で留守がいい」というのは当たってるかもしれない。男性は外で稼ぎまくり勉強しまくり、女性は家でゴロゴロ城本クリニックしてるのが一番幸せかもしれないという衝撃エビデンスです。
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上の子が描いた僕の似顔絵。実物よりかなり美化されている。女子高生は普通、父親を嫌うはずなのに、うちの子は変わっている。曰く、「しばらく会ってないから、記憶を頼りに描いた。」と。
僕はもうかれこれ5年以上子供に会ってません。勉強するのに困らないくらいのお金は十分に送ってます。
亭主元気で留守がいい。
僕の似顔絵はそのうち↑こんな風になるでしょう。