ツッコム俺の身にもなってくれ!! -2ページ目

ツッコム俺の身にもなってくれ!!

西野大地(16)と東野院空(16)の二人が送る学園コメディー

〇通学路・夕方
大地(久しぶりに一人で帰るな……。 月華と陽子は二人で女同士の遊びに行ったし、空は……、まあ、どうでもいいとして……。 それにしても……、やはりあいつらがいないと静かだな……)
肩をぶつける大地。
大地「あ、スミマセン」
不良1「イッテー、おい、今の骨イッたぞ?」
不良2「え、マジで!?」
不良3「おい、テメェ!! どう落とし前つけてくれんだ!?」
大地(あ、面倒臭い奴らに引っ掛かってしまった……)
不良1「おい、骨イッたんだけどどうしてくれんの?」
大地「あ?」
不良を睨み付ける。
不良1「何ガンくれちゃってんの? 慰謝料払えよ」
不良1の顎を殴る大地。
そのまま不良1は意識を失う。
不良2「テメェ!! 何しやがんだ!?」
大地「何って、正当防衛」
不良3「まだこっちは何も手ぇ出してねぇだろうが!!」
大地「あ、それもそうだな。 スマンスマン。 生憎、社会の吹き溜まりにくれてやる金は無いんで」
笑う大地。
不良2「テンメェェェェェェェェェェェェェェエエッ!!!!」
不良3「やっちまえ!!」
大地に襲い掛かる不良たち。
正義(16)♂「止めるんだ!!」
不良2「あん!? 誰だテメェッ!!」
正義「僕は、人々のピンチに駆けつける正義の味方の高校生!! その名も!! ジャスティス・正義!!」
大地「何だよ、ジャスティス正義って!? 何、ジャスティス×ジャスティスって!? ハ〇ター×〇ンターかよ!!」
正義「因みに、この名前は本名だ」
大地「コンプレックスに陥りそうな名前だな!?」
不良2「おい、テメェら。 何俺ら無視して漫才してんだ?」
正義「フンッ!! 社会を蝕む小さな悪め。 僕がこの手で直々に更正してやる!! さぁ、行くぞ!!」
不良2「オラァッ!!」
正義「グァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアッ!?!?」
吹っ飛ぶ正義。
大地「弱ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああっ!?!?」
不良2「ったく、無駄な時間とらせてんじゃねぇよ!!」
大地「おい、大丈夫か?」
正義「くっ!! ここまでか……」
大地「大丈夫そうだな。 まあ、ここで寝とけ。 すぐ片付けるから」
不良2「あん? 嘗めてんじゃ」
素早く不良2の懐に入り込みそのまま顎を殴る大地。
不良2は気絶する。
不良3を睨む。
大地「おい、テメェ……」
不良3「は、はいぃっ!?」
大地「そこに伸びてる二人を連れて帰れ」
不良3「は、はい……」
正義の肩を担ぐ大地。
大地「さ、終わったぞ?」
正義「すまない。 一般生徒に助けられるなんて僕もまだまだだな」
大地「何であんなムチャをしたんだ?」
正義「困っている人を助けるのに、理由なんていらないだろ?」
大地「…………」
正義「あ、もうこの辺で良いよ。 助けてくれてありがとう。 また学校で会おう」
大地「気を付けてな」
親指を立てながら去る正義。
月華「大地じゃないか」
大地「あ、お前ら……」
陽子「さっきの人は誰だったの?」
大地「あいつか?」

正義『困っている人を助けるのに、理由なんていらないだろ?』

微笑む大地。
大地「"正義の味方"だよ」