○教室・朝
大地「そう言えば、次の授業ってなんだ?」
陽子「道徳だよ」
大地「道徳か。 そういや今まで一回もやってなかったな」
月華「何でも、道徳の担当する先生の体調がよろしくなかったらしいぞ?」
大地「そうなのか」
空「面白い先生だと良いな!」
大地「お前、そればっかり」
空「別に良いだろ!! 授業は楽しくてなんぼなんだ!!」
月華「まあ、その意見に反対は出来んな」
空「だろぉ?」
大地「お前らなぁ……」
チャイムが鳴る。
陽子「あ、チャイムが鳴った」
教室の扉が開く。
不蘭 拳(32)♂「はい皆、チャイムが鳴ったぞ。 トリック・オア・席につけ」
クラスに沈黙が走る。
クラスメイト(何か凄い季節外れな先生がやってきたー!?!?)
空(あの先生が面白い確率、100%!!)
大地(いや、確かに面白いビジュアルはしてるけども……)
不蘭「えー、この学校の道徳を担当することになった不蘭拳だ。 宜しく頼む」
大地(見た目のまんまかよ!?)
不蘭「良い子に授業を受けないと解剖しちゃうぞ☆」
大地(怖い!! この先生怖い!!)
不蘭「それじゃ、授業を始めるぞ」
大地(大丈夫……、だよな……?)
二十分後
不蘭「この様に、人は一人では長く生きてはいけない。 だからこそ」
大地(取り敢えずまだ普通に授業をしているな……。 しかし、あの不蘭とか言う先生。 何故あんな季節外れな見た目をしているんだ……? あの頭のネジは……)
生徒1「ZZZ……、ZZZ……」
不蘭「フンッ!!」
指先から電撃が出て、生徒1に直撃する。
生徒1「あべべべべべべべべべべべべべべべっ!?!?」
ボンッ! 豚に変わった生徒1。
生徒1「ブヒッ!? (何だ!?) ブヒーッ!? (何が起こったんだ!?)」
クラスメイトたち(え……、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええっ!?!?)
空(面白ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええっ!!)
大地(いや、面白くないから!!)
生徒1「ブヒッ!! ブヒーッ!! ブグッ!?」
不蘭に首元を掴まれる生徒1。
不蘭「ブヒブヒ五月蠅い。 解剖するぞ?☆」
生徒1「ブヒッ……。 (ちょっ……。えーっ……)」
空「先生、今何をやったのですか!?」
不蘭「手品だ。 時間になったら戻る」
空「凄ぇっ!!!!」
大地(本当に凄ぇよそれ……)
更に二十五分後。
チャイムが鳴る。
ボンッ!! と生徒1が元に戻る。
生徒1「戻っ……た……? 戻った!! 戻ったぞー!!」
不蘭「次からは居眠りしないように」
生徒1「はいっ!! 解りました!!」
空「凄ぇ!!!!」
大地「先生何者だよ……」
不思議な経験をした一年E組だったとさ。
