SS LAZIO
3-5-2
【GK】
ストラコシャ(アルバニア/24歳)
グエッリエーリ(イタリア/23歳)
【DF】
アチェルビ(イタリア/31歳)
ルイス・フェリペ(ブラジル/22歳)
ワラセ(ブラジル/24歳)
ラドゥ(ルーマニア/32歳)
バストス(アンゴラ/28歳)
ヴァヴロ(スロバキア/23歳)
パトリック(スペイン/28歳)
J・ルカク(ベルギー/25歳)
デゥルミシ(デンマーク/25歳)
【MF】
ルーカス・レイヴァ(ブラジル/32歳)
カタルディ(イタリア/25歳)
ミリンコビッチ(セルビア/24歳)
パローロ(イタリア/34歳)
ベリシャ(コソボ/26歳)
ルリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/33歳)
ジョニー(スペイン/28歳)
ラッツァーリ(イタリア/25歳)
ルイス・アルベルト(スペイン/26歳)
A・アンデルソン(イタリア/19歳)
【FW】
インモービレ(イタリア/29歳)
カイセド(エクアドル/30歳)
ホアキン・コレア(アルゼンチン/25歳)
アデカニエ(オランダ/25歳)
※新加入選手
【監督】
シモーネ・インザーギ(イタリア/43歳)
【ポジション別採点】
GK:8
DF:7
MF:9
FW:8
※10点満点
【総評】
昨シーズンの主力をそのまま残し、それでいて強力な量翼を補強したことでサイド攻撃はセリエAトップクラスとなった。
2シーズン前に築いたセリエA最多得点を100点とするならば、今季は間違いなく90点の攻撃力。
スパルから加入したラッツァーリは、昨シーズン”最もサイドからのクロスを成功させた”選手で、マラガから加入したジョニーは昨シーズンのリーガのアシストランキング3位に入る活躍を見せている。
特に、ラッツァーリは昨シーズンのほとんどの試合でサイドを切り裂いて相手DFに恐れられた。
ラッツァーリからのクロスにチーロ(インモービレ)が合わせてゴール量産されるシーズンになるだろう。
ここに昨シーズンはコンディションを崩して満足いく活躍を見せれなかったセルゲイ(ミリンコビッチ)とルイス・アルベルトが本来の活躍を見せ、ベテラン勢のパローロとルリッチが安定したプレーを見せれば中盤は近年最高の完成度になりそう。
ここに昨シーズンは期待外れだったベリシャ、ポジション奪回を狙うカタルディのパフォーマンス次第でポジション争いが熾烈になりそうだけに楽しみではある。
守備ではセリエAでベストの活躍を見せたアチェルビに加え、怪我でシーズン3分の1を欠場するけど出場すれば安定したプレーを見せるラドゥの2人は先発が確定されている。
ここに新加入のヴァヴロがプレシーズンマッチで主力組として3バックの一角を埋めただけに、守備で大きなミスをしなければ先発でまず間違いなさそう。
ヴァヴロの最大の武器は、最終ラインから一気にゴールに繋がる決定機を生むロングフィード。
相手に押し込まれる展開が続いたとしても、ヴァヴロの一本のロングフィードで右サイドを駆け上がっていたラッツァーリにボールが通り、ラッツァーリからのラストパスをチーロがエリア中央で合わせてゴールというシーンを何度も見ることになりそう。
むしろ、セリエのライバルたちはそれを一番警戒してると思う。
そうなった場合は左サイドのルリッチ、ジョニーが逆サイドを抜け出して対策させない攻撃ができる新生ラツィオ。
プレシーズンマッチとはいえ、ゴールを量産して全勝した完成度は伊達じゃないよ!
一つ不安があるとすれば、セリエA開幕直前になってもカイセドの契約延長がまとまらないこと。
カイセドの代理人は年俸大幅アップを要求してきているが、ラツィオは年俸に最大250万ユーロのサラリーを敷いていて、その最大値に近い230万ユーロを要求しているという。
さすがにこれまでの成績ではその要求は高すぎる。
この交渉がまとまらないことでカイセドのモチベーションが落ちることが一番の懸念材料。
3-5-2のフォーメーションを敷くラツィオは昨シーズンの弱点だった量翼を補強したのが当たりで、これで目標の4位以内の順位で終われる可能性が非常に高くなっている。
今季は2年前になしえれなかったCL出場権獲得を勝ち取ってくれるに相応しい戦力が揃った。
最後に、プレシーズンマッチで密かにベテランメンバーと一緒にプレーしてゴールを決めまくっているアンドレ・アンデルソン(19歳)が、試合に出られればなにかしてくれるかもと期待してる( `ー´)ノ