先日
実家のアップライトのピアノを
調律してもらった時に
調律師さんから聞いた話です。
🎹現在、ピアノに使われている反響板=ピアノの背面の板は、☆スプルース
(北洋杉)という木(木)だそうで、産地は、主に、アラスカ、カナダ、東シベリア等の寒帯地方が原産です。
そのスプルースの節目の無い極上の部分しか、ピアノには使えないそうです。
日本製のピアノは、昭和49年頃までは北海道産のエゾ松が使われて製造されていました。それ以降は、伐採禁止になってしまいました。
輸入に頼らないとならない状況ですが、ここ数年は木材資源がかなり高騰していて、今後の安定供給が心配されるとのこと。
そして温暖化の影響で、その原産地の寒帯地方の気温が高くなって、木が腐るという現象も起きているそうです。
ピアノは木の楽器。
これからは価格がかなり高騰するかもしれません。
弾かれなくなったピアノをずっと置いていらっしゃるご家庭もあるかもしれませんが、ピアノこれから先かなりの貴重品になるかもしれません。
ピアノはその時々のお天気を感じとる生き物のような楽器です。
どうぞ労ってあげてください。
そしてたまには音を出してみてください。
(いうことは、弦楽器など木から出来ている楽器は皆危ないってことか?)