演奏をすると言っても、楽器によって様子がだいぶ違います。
明日のアンサンブルヴぇルヴの公演は、今回はホルン、ヴァイオリン、ピアノのトリオ。
ホルンは、大きいラッパの中に右手を突っ込んで演奏します。その右手で何をしているかというと、音の高さが変わるらしい。そしてホルンのF管という種類の楽器で吹く場合、楽譜のドレミファソを吹くと、出てくる音はファソラシドになり、ややこしいのです。息を使うため、水泳と同じで息切れします。
ヴァイオリンは何といっても、弦を押さえるところに印が無い。無いから訓練でちゃんとした音の場所に指が行くように訓練しないとならない。それに楽器をアゴの下に挟んで弾く。しかも左手はひねっていて、誠に不自然な形。そ!だけでも肩が凝りそうです。
ピアノは両手というより指同士が違う動きを常にしていて、あまり気付いてもらえませんが足も両足使っています。右足は音が延びるペダルを踏んでいて、タイミングが悪いと音が濁る。左足はソフトペダルといって、踏むことによって音がソフトになりますが、ピアノによってペダルの利き具合が違います。
そんなこんなで、この三人で演奏する場合、目指す音楽は一つでも、やっていることが全く違うのです。
そんなところも楽しんでいただけたらと思います。(今回もプログラムが面白いので、東京・千葉でも開催することになりました。詳細はそのうち。)
アンサンブル ヴェルヴ 第7回室蘭公演
9/1(土)14:00開演
室蘭市市民会館