今日は、やまと芸術文化ホールで開催された「水野隆元による複音ハーモニカ個展」に行って参りました。


舞台には桜が満開でした。
皆さまのハーモニカのイメージはどんな感じでしょうか?
水野さんのハーモニカで奏でる音楽は、複雑なことをやりながら繊細で時には儚さを、時には力強さを感じさせる広い世界でした。
ピアノは手を使う楽器なので、メロディーも伴奏も奏でられるのは不思議ではないのですが、手のひらに入ってしまうような大きさのハーモニカでメロディーも伴奏も奏で、トレモロがあったりビブラートがあったり自在に扱うその世界は、技術的にも音楽的にも素晴らしいものでした。
美しい音色の上雅子さんのピアノと共に、水野さんの圧巻の世界が広がっていました。
初めは急逝された作曲家甲賀一宏先生との二人展だったとのこと。先生もきっと天から目を細めて喜んでいらっしゃることでしょう。
来月自分のリサイタルに、ゲストとしてお招きすることになっています。すごい方にお声をかけてしまったんだと改めて思い、気が引き締まります。