毎年伺っている高齢者施設での敬老会コンサート。

今年もピアノソロ3曲に加えて皆さまに歌っていただきました。

初めてこちらでコンサートをさせていただいた時は手探りでしたが、今回初めてコツを掴んだ気がしました。

ソロの演奏は、入所されている方々の為だけではなく、職員の方、介護をされているご家族の為でもあることを、今年も感じました。

途中トークをしながら進めていくのですが、こちらが話しても殆ど反応が無く、でも歌が始まると、皆さま急にスイッチが入ります。

今回スイッチの入り方の凄かった歌は、「誰か故郷を想わざる」

流行っていた当時のことをお聞きしたかったのですが、伺うとまたスイッチが切れて(;´∀`)

そして一番盛り上がったのが「東京ブギウギ」。ここはAKBのコンサートかというくらい、手拍子もスゴい盛り上がりでした。
この時の皆さまの脳の中は、マックスに当時にワープしていたのではないでしょうか。

「夢で逢いましょう」では、じっくり聴いてくださり、「東京音頭」で締めました。

手拍子でリズムを取りながら歌っていらっしゃるおじいさまがいらして、歌が好きだった父を思い出しました。

過去の青春時代に戻っていらっしゃる時は、実にいきいきとしている皆さまでした。

日本の戦前戦後を生き抜いた皆さまに、少しでも幸せな時間を過ごしていただけていたら、嬉しいです。