昨日は童謡のリハーサルでした。

童謡はとてもシンプルで、これ以上削れないというところまで音がそぎ落とされています。

それだけに演奏は簡単そうに見えてそうではなく、ピアノの場合、例えばシンプルな部屋に家具を置く時、ベストな場所に置かないと収まりが悪いように、ここという場所に音を置いていかないと童謡というスタイルにならないので、演奏にはとても神経を使います。

でもそこまでシンプルだけに、弾いていて雑踏から離れて山の中に来たような清々しい気持ちになります。

何だか自分の気持ちが正しくキレイになったような気分になります。

童謡歌手の方はとてもキレイな声で、やはりピアノと同じで余分なものを削ぎ落として歌います。それだけに、簡単そうに見えて難しい。

そこに童謡というスタイルがあるのです。

そうしたスタイルに、清流のような清々しさを感じます。

昨日歌手の方と合わせていて、そんなことを感じました。

童謡はいいね。

今週末には、船橋の宮本公民館で童謡のコンサートを致します。大正期の童謡から現代の童謡まで、大人から子どもまで楽しめる無料のコンサートです。

よろしければお出かけください。