5月27日(金)
別府大学大分キャンパス芸術鑑賞会にて演奏して参りました。

前日大分空港から大分へ移動する間、ここでは地震の影響は全く見られませんでした。それでも最大震度5の揺れが襲い、別府大学では建物に亀裂が入ったそうです。

さて芸術鑑賞会ですが、今回は別府大学本校にあるハープが使われていないので、ぜひそれを演奏して欲しいというご要望にお応えしてのプログラムでした。




ハープの弦が切れていて前日に張り替えるというアクシデントがあったものの、無事終えることができました。

地震の影響で授業が休講になった為、今カリキュラムがパンパンに組まれています。そんな中で開催していただき、仲嶺先生はじめ関係者の皆さまには感謝申し上げます。

生徒さんも大変熱心に聴いてくださいました。

終わった後、ハープを触っていただくと、「やばい!」と言いながら楽しんでいただきました。


記念撮影でパチリ。


ここの生徒さんは素直でかわいいです。こちらの心が洗われます(*^^*)





そして、あるご夫婦が舞台までいらして、奥さまが「実は退院したばかりなのですが、今日は無理をしてきてよかったです。」
と涙をうっすら浮かべて仰いました。

私にとって嬉しいお言葉でした。
音楽の不思議な力を届けるのが自分の指名。それが少しでも出来ていたら、演奏家冥利に尽きます。

何年か続いたこの芸術鑑賞会は、今年で終わるそうです。残念です。アンケートの中に、「こういうのは興味無かったけれど、聴いてみたら良かった。」とありました。若い方達がどこかでクラシック音楽を聴く機会を、今後も持てるといいなと思います。