11月16日東京駅ステーションギャラリーにて鉄道と音楽のコンサートに出演致しました。

プログラムを考える時にとても参考になったのが、有楽町駅に勤めていらしたという高取武氏が書かれた「歌でつづる鉄道百年」という本でした。

それによりますと
『明治29~30年横江鐵石作詞(演歌師)の「汽車の旅」別名「東海道汽車の旅」が流行し、のちに日本全国を風靡した「鉄道唱歌」を作る企画を生み出した。』
とあります。

その歌詞の中には「汽笛一声新橋を」のフレーズが入っているのです。メロディーは陽旋法。

これがもととなって生まれた「鉄道唱歌」は、ヨナヌキとはいえ西洋音階に基づいて書かれていますので、ハイカラな時代を反映した歌として大流行したのではないかと思います。

当時の新橋駅を復元した建物が、今新橋駅の銀座口から徒歩3分くらいのところに「鉄道歴史展示室」として建っています。