
一昨年に引き続き、ひろの童謡まつり音楽祭に参加して参りました。
前回同様前日に現地でのリハーサル。

広野町は福島県、原子力発電所にとても近いところです。
一昨年は震災の爪痕があちらこちらで見られ、町が閑散としていました。
今回行ってみて、まず降り立ったいわき駅周辺も随分変わり、普通の生活が戻って活気があることにびっくりしました。
いわきからバスで広野町まで移動する時に見る海辺の景色もかなり変わり、建物も増えました。
広野町の町長さんにお目にかかった時、「随分変わりましたね。」とお話しましたら、「もっともっと変わります!」と熱く語っていらっしゃいました。
人も少しずつ戻ってきているようです。
このコンサートで共演させていただきました広野町出身の歌手吉田夏子さんから、ご親戚が海辺に住んでいらしたそうで、家は流されたけれど命は無事だったというお話をお聞きしました。
震災に遭われた方から事も無げに、家は流されたけれど命は無事だったとよくお聞きするのですが、家を流されたということは普通では考えられないとても大変なことだと思うのです。きっと今でもご苦労なさっているのでしょう。
さて、ひろの童謡まつり音楽祭では詩のコンクールがあり、今回は優秀賞に2編選ばれました。そして曲が付きました。
今回受賞した詩を含めて、広野町で生まれた童謡を演奏致しましたが、どれもいい歌なのです。これは広野町のすばらしい財産です。その一つ一つの曲が広野町だけでなく広まってくれたらいいなと考えています。
コンサートには地元の幼稚園、小学校、中学校、高校、一般の方々もご出演。皆様熱演でした。
あっという間の一日でしたが、実りの多い一日でした。