今日は幼稚園でコンサートでした。
幼稚園で必ずと言っていいほどプログラムに入るのが、「ぞうさん」です。

必ず大合唱になる「ぞうさん」。AKBの歌より日本中大ヒット、老若男女歌える歌です。

團伊玖磨さんの素晴らしいメロディーに乗せて、今日も歌いました。

この歌を作詞したまど・みちおさんが、今日104歳でお亡くなりになりました。お生まれになった104年前は、日露戦争の頃、唱歌の「我は海の子」が誕生した前の年だそうです。生涯現役で詩を書き続けたまどさんは、画家としても素晴らしい作品を残しています。

6/28(土)14時けやきホールにて
「第19回まど・みちお、阪田寛夫の世界」という公演があります。出演は谷川俊太郎さん、歌手の川口京子さん。川口さんの伴奏者として私長谷川も出ます。主催は古賀政男音楽文化振興財団です。

まどさんは、「命というのは平等です。アリのような小さな生き物も人間も平等です。人間はアリより体が大きいので、アリに対して申し訳ない気持ちになります。」といったことを仰っています。

童謡では、こどもでも分かる言葉で命の尊さを歌っています。

まどさんが90歳を過ぎた辺りから、私はまどさんは永遠に生きる詩人と思ってしまっていましたが、人の命はやはり限りがあるのですね。でもその詩は永久に生き続け、こども達にも種を撒いていくことでしょう。

ご冥福をお祈り申し上げます。沢山の詩を残してくださって、ありがとうございました。