我が家に「手塚治虫マンガ音楽館」(ちくま文庫)があります。音楽に纏わるショートショートのような作品が収められています。

著者手塚治虫の音楽好きは有名だったらしいです。それもクラシックで、絵を描いている間中レコードをかけていたそうです。アシスタントは一日に何度もムソルグスキー「禿山の一夜」を聴かされる目にあったり、またアシスタントが大きな音でレコードをかけて、さも仕事をしているように見せかけて、編集者の目を盗んで逃げたしたり。

聴くだけではなくピアノの演奏も玄人はだしだったそうです。

手塚治虫著「火の鳥」のみならず、音楽家手塚治虫の視点で作品を読んでみるのも、面白いかもしれません。