昨日は相模原の北里大学病院でコンサートをやって参りました。
歌手の稲村なおこさんからお話をいただき伺うようになってから、今年が10年目になるそうです。



最初は放射線科の待ち合い室にキーボードを運んでコンサートを致しました。

場所が会議室になり、それが今や病院のラウンジにピアノを常設してくださって、改良に改良を重ね、病院のスタッフの皆様の熱意で続いて参りました。

看護士の皆様の連携プレーでクリスマスの飾り付け、そして大変なのがこの会場までの患者さんの移動です。私達が病室の近くまで行って演奏することは、中には重篤の患者さんもいらっしゃるので、出来ないのです。車椅子の方、ストレッチャーでいらっしゃる方もいます。院内でもコンサートにいらっしゃれるのは、元気なのです。

今回は過去最高の人数の方々が集まってくださいました。

昨日は自分自身あまり調子が良くなかったのですが、集まっていただいた皆様が始まる前から楽しそうにしていらっしゃるのを見て、自分のスイッチも入りました。テンションが上がり、とても楽しくコンサートが出来ました。患者の皆様からパワーをいただいたのです。終わってみれば、自分も気分スッキリでした。

コンサートは演奏家とお客様とで作り上げるものだということを、改めて実感致しました。

音楽の力は自分が思う以上に偉大です。自分では分からない何かが働きかけます。

聴きにいらした患者の皆様の戻る時の笑顔が、私にとって何よりの花束です。

誘ってくださった稲村さん、病院のスタッフの皆様、聴きにいらしてくださった皆様、
ありがとうございました。