村上和雄著「科学者の責任」という本の中に、「デイサイエンス」と「ナイトサイエンス」についてこのように書かれています。
「デイサイエンス」というのは、理性や知性に基づくサイエンスです。多くの人は、これがサイエンスのすべてだと思っているかもしれません。しかし、本当の大発見は、理性や知性だけでは生まれないものです。感性や直感というものが必ず介在してきます。さらに思わぬ偶然があって、研究が一気に進むことがあります。これが「ナイトサイエンス」です。
と書かれています。失敗した時に思いがけない結果が出ることもあるそうです。
音楽の世界も感性や直感の世界です。
いくら訓練を積もうと、なくてはならないのが感性です。例えば作曲したり編曲する時にどうするかというと、私の場合は(コンピューターならぬ)勘ピューターで書きます。何も出て来ない時もあります。出てきてもすぐに忘れてしまう時もあります。後で聴いてみて、どうしてこんなのになったのだろうと不思議に思う時もあれば、よくよく考えると知っていたメロディーに何となく似ている時もあったりして、がっかりする時もあります。
きれいに書けた時は、数学の方程式がきれいに解けるように、あるべき所に音が納まっていて、独りでにんまりします。でも私は楽譜を書くのが嫌い、頭の中で記憶するだけで終わることの方が多いです。
子どもを育てる時に、感性を育てるということはとても大切なことです。感性が育つというのは、時間がかかります。一見無駄に見える遊びの中に、たくさん感性を育てる要素があります。
その遊びは、テレビゲームのようなバーチャルの遊びではダメです。また、ちょっとの失敗に目をつむる大らかさが必要です。そこが現代では問題です。叔父が「小さい時いたずらをして、ひと山燃やした」と言っていました。今でしたら新聞沙汰です。(叔父のホラかな?)
感性を育てるために色々な習い事をさせる親御さんがいらっしゃいますが、感性を育てるには時間の余裕も必要です。
演奏の仕事も曲作りも、遊んだりボケーっとする時間が無いとダメなのです。端から見るとバカみたいかもしれません。美しいものや景色を見たり聴いたり五感を刺激することも必要です。
というわけで、「ナイトサイエンス」=感性を育てる必要性を、もっともっと知って欲しいと思います。
「デイサイエンス」というのは、理性や知性に基づくサイエンスです。多くの人は、これがサイエンスのすべてだと思っているかもしれません。しかし、本当の大発見は、理性や知性だけでは生まれないものです。感性や直感というものが必ず介在してきます。さらに思わぬ偶然があって、研究が一気に進むことがあります。これが「ナイトサイエンス」です。
と書かれています。失敗した時に思いがけない結果が出ることもあるそうです。
音楽の世界も感性や直感の世界です。
いくら訓練を積もうと、なくてはならないのが感性です。例えば作曲したり編曲する時にどうするかというと、私の場合は(コンピューターならぬ)勘ピューターで書きます。何も出て来ない時もあります。出てきてもすぐに忘れてしまう時もあります。後で聴いてみて、どうしてこんなのになったのだろうと不思議に思う時もあれば、よくよく考えると知っていたメロディーに何となく似ている時もあったりして、がっかりする時もあります。
きれいに書けた時は、数学の方程式がきれいに解けるように、あるべき所に音が納まっていて、独りでにんまりします。でも私は楽譜を書くのが嫌い、頭の中で記憶するだけで終わることの方が多いです。
子どもを育てる時に、感性を育てるということはとても大切なことです。感性が育つというのは、時間がかかります。一見無駄に見える遊びの中に、たくさん感性を育てる要素があります。
その遊びは、テレビゲームのようなバーチャルの遊びではダメです。また、ちょっとの失敗に目をつむる大らかさが必要です。そこが現代では問題です。叔父が「小さい時いたずらをして、ひと山燃やした」と言っていました。今でしたら新聞沙汰です。(叔父のホラかな?)
感性を育てるために色々な習い事をさせる親御さんがいらっしゃいますが、感性を育てるには時間の余裕も必要です。
演奏の仕事も曲作りも、遊んだりボケーっとする時間が無いとダメなのです。端から見るとバカみたいかもしれません。美しいものや景色を見たり聴いたり五感を刺激することも必要です。
というわけで、「ナイトサイエンス」=感性を育てる必要性を、もっともっと知って欲しいと思います。