こんなことを思い出しました。
大学卒業してからついたピアノの先生は声も美しく、品のいい話し方をなさる方でした。
レッスンに伺った時のこと、お子様方が庭で危ない遊びをしていました。普通「危ない!」と怒鳴るところ、その先生は美しい声で穏やかに「あなた達危ないわよ。」と仰いました。すると子ども達は声の雰囲気にのまれるように、すっと危ない遊びを止めました。

スクールコンサートで行ったある学校では、先生方がずっと命令口調で怒鳴っていました。

言霊という言葉があります。言葉にたましいが宿るとしたら、なるべく美しい言葉を話し方で話したいものです。

そういったことでも、子どもの育ち方が変わってくると思います(大いに反省をこめて)。家族関係も変わるかもしれません。

大正時代の童謡を聞くと、言葉がとてもきれいです。

きれいなもの、美しいもの、落ち着いたものを、子どもに与えて欲しいです。