ピアノの調律について、よく分からない方も多いと思います。ピアノの調律は弦楽器でいう調弦のみならず楽器の調整も含まれます。
一人で弾く時はともかく、他の楽器と合わせる時はお互いの楽器のピッチが合っていないとなりません。88鍵全てが調和するように調弦します。この時、デジタルに音が合っていればいいかというと、そういうものでもなく、調律師さんの感性で変わります。
それから、使っていくうちに鍵盤一つ一つによって音(音色や音量)にバラつきが出てしまうので、整えてもらいます。
ピアノは弦をフエルトで巻いてあるハンマーで叩くのですが、そのフエルトを柔らかくしてもらうと、当然柔らかい音になります。学校の体育館のピアノなどは使う頻度が少なく、使わないうちにフエルトが固まってしまっているのが殆どで、弦も錆びていたりします。
鍵盤が上がる速度もピアノによって違い、ショパンやリストなどの音が細かく動く曲を弾く時は、上がりが遅いと辛いものがあります。かつて鍵盤が上がらない箇所がいくつもあるピアノで弾かなければならなかった時があり、そうなると音が出ないので、その時以来、どんな場所でも必ず調律を入れてもらうようにお願いしています。
という訳で、ピアニストは理想とする音色がありますので、管理されていないピアノを弾く時はとても神経を使います。
ピアニストは自分の楽器を持って行けないので、そこが辛いところです。
弾き易さは調律師さん次第。自分の理想とする音色にしてくれる調律師さんは、とてもありがたい存在なのです。
一人で弾く時はともかく、他の楽器と合わせる時はお互いの楽器のピッチが合っていないとなりません。88鍵全てが調和するように調弦します。この時、デジタルに音が合っていればいいかというと、そういうものでもなく、調律師さんの感性で変わります。
それから、使っていくうちに鍵盤一つ一つによって音(音色や音量)にバラつきが出てしまうので、整えてもらいます。
ピアノは弦をフエルトで巻いてあるハンマーで叩くのですが、そのフエルトを柔らかくしてもらうと、当然柔らかい音になります。学校の体育館のピアノなどは使う頻度が少なく、使わないうちにフエルトが固まってしまっているのが殆どで、弦も錆びていたりします。
鍵盤が上がる速度もピアノによって違い、ショパンやリストなどの音が細かく動く曲を弾く時は、上がりが遅いと辛いものがあります。かつて鍵盤が上がらない箇所がいくつもあるピアノで弾かなければならなかった時があり、そうなると音が出ないので、その時以来、どんな場所でも必ず調律を入れてもらうようにお願いしています。
という訳で、ピアニストは理想とする音色がありますので、管理されていないピアノを弾く時はとても神経を使います。
ピアニストは自分の楽器を持って行けないので、そこが辛いところです。
弾き易さは調律師さん次第。自分の理想とする音色にしてくれる調律師さんは、とてもありがたい存在なのです。