楽器の移動

世界的ヴァイオリ二ストの堀米ゆず子さんが、ドイツフランクフルト空港でご自身が使っているヴァイオリンが押収されるという前代未聞の事態に巻き込まれたらしい。
持っていらしたヴァイオリンはガルネリという高価な楽器で、関税として日本円にして1900万円の支払いを求められているらしい。
楽器というものはとてもデリケートで、温度湿度で状態がかなり変わります。いわば体の一部のようなもの。ヴァイオリンは少し前までは機内に持ち込めていたのが、貨物と一緒に預けなければいけなくなったり。
先々月ピアノトリオで大分に行った時も、チェロに一席分(こちらは一万円)、ヴァイオリン用に一席分 用意した。
堀米ゆず子さんの場合にしても、仕事の移動の度に楽器に関税がかかっては、演奏活動が成り立たない。
機内にかなり大きな荷物を持ち込むお客様がいる一方でヴァイオリンは専用のケースに入れない限り持ち込めない。それも路線が限られています。もう少し楽器に理解をして欲しい、芸術活動をし易い環境にして欲しいと思うのです。