この「あの路」は、絵本と言っても子ども向けではありません。孤独な少年と犬の絆の話です。子どもにも子どもの悲しみがあり、どうにもならないことがあります。その悲しみに寄り添うものが居たら、耐えられるのでしょうか。「あの路」の作者は山本けんぞうさん、いせひでこさんの絵も素晴らしいです。一見すると、外国の絵本のようです。平凡社から出ています。