河南町初 行政代執行 | 大阪府河南町議会議員 佐々木きえオフィシャルブログ Powered by Ameba

河南町初 行政代執行

河南町ではじめての行政代執行です。

 

 

 

 

 

 

 

 行政代執行とは

 

所有者に代わって行政が強制的に措置を行うことを言います。

 

はぁ??って感じですよね。

 

具体例を挙げると、

ゴミ屋敷でにっちもさっちも行かなくなっているお家の

ゴミが道路にまで飛び出してきて

通行の妨げになってた場合、

お家のの所有者が片付けなければなりませんが、

何回言っても片付けてもらわれへん時に

行政が代わりに片付けることを言います。

 

なお、費用は後日所有者に請求します。

 

 

 

 

 

 

 問題点は

 

そんないい制度あるんやったら、

あの家もこの家も代執行してほしい!!と、

思いますよね?

私も思っています。

 

行政が執行に至るまで慎重になるにはいくつか理由があります。

 

1。費用の回収

行政が勝手に措置して、

費用を快く支払ってくれる方がめずらしいのでは。

もちろん、税金とおなじように

財産の差し押さえなどで回収しますが、

めっちゃ手間。

 

2。訴訟リスク

公益に反しているとはいえ、

個人の所有物に手をつけるので

訴訟リスクがあります。

弁護士と相談しながら執行したりと、

やっぱりめっちゃ手間。

 

 

 

とにかく、面倒を極力避けるには慎重に進めていきます。

 

 

 河南町はじめての代執行

 

 

そうゆうわけで、

私たち議員も

今まで散々行政代執行をしてほしい場所とか

理由を挙げてきましたが、

役場がぜんっぜん動かへん。

 

 

でも全国的には

空き家や空き地が増え続ける時代の流れで

行政代執行の措置をとる事例が増えてきていました。

 

たぶん、

河南町も時代の流れをよんで

いよいよ腹括ったんやろな。

 

 

2月28日の9時から執行されましたよ。

 現場と問題点

 

現場は大宝の住宅地です。

 

 

写真のように、生垣の手入れが行き届いていないのか

最大1.48mも側溝や道路に張り出していて、

止まれの標識も隠れてしまっている状態です。

 

 

 

 

 

 いままでの動き

 

 

○2021 確知

(問題を確実に認識した)

○2021〜2023にかけて合計11回の指導

(木を切ってくださいねって指導書を送った)

○10月 勧告書

 10月 弁明通知書(所有者側も弁明してね)

 11月 命令書(指導じゃ生ぬるいので命令になる)

 12月 履行催促書(本人の受領を確認)

 12月 戒告書(期限内の履行を戒告。期限がすぎたら行政代執行するよ)

 2024年1月 連絡のお願い文書(連絡がなかったら代執行する。最後通告)

 2月 代執行令書(執行時期、費用見積額や執行責任者命の通知)

 

 

 

 

 

 

 当日

 

ライブ配信したのでみてね。

30日だけアーカイブに残されます。

 

 

 

まず、執行責任者がピンポンを鳴らして

今から執行するよって伝えます。

でも、出てこられなかったので(居なかったっぽい?)

執行を始めます。

 

途中で責任者の職員さんが

業者さんに

真顔「道路に出てる分だけでお願いします」

などと指導していて、

緊張感を感じました。

 

 

最後はこんな姿になって、さっぱり。

 





標識も見える。



 

 

 

Beforeと比べたら


 

 

 道幅が広がって、

安全が確保された。

 

 

 しょかん

 

 

今回、大きな緊張感の中で

すべての措置が進んでいたように感じます。

 

空き家を相続してしもたけど

まったく手入れが行き届かない

などのケースが

全国的にも増えているようです。

 

手入れが行き届かない場合、

役所に相談してください。

 

どこまで手入れをしたらいいかとか

業者の選び方とか

なんでも相談に乗ってくれると思うし、

コミュニケーションが取れていれば

代執行までいくケースは少ないですから。

 

 

空き家の除却で数千万差し押さえられたとかあるらしいし。

 

 

きをつけなはれや。

 

 

 

 

 

 

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