大阪府河南町議会議員 佐々木きえオフィシャルブログ Powered by Ameba

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コスタリカ視察⑥選挙裁判所が市民登録局を運営している理由を知るのと父権法日本にもほしい

さて、ドータからサンホセまで帰った翌日は、

この旅一番の詰め込みスケジュールの日です。

 

1、選挙裁判所(市民登録局と選挙管理部局)

2、国会議事堂

3、憲法裁判所

 

こうゆう場所にいくと、

みんな矢継ぎ早に質問するので、

足立さんのタイムキープが大変そうだった。

 

 

 

マリアンヌさんの案内で視察スタート。

 

 

 

 

 

 

 

4権分立:選挙は独立機関で運営

 

 

さて、コスタリカはおもしろいことに

4権分立の国です。

 

司法・立法・行政に加えて、

選挙が一つの独立した機関として存在します。

 

 

背景に、1948年の内戦があるのですが、

そのあたりの話は割愛します。

(気になる人は、足立さんの本を読んで)

 

とにかく、その内戦が

今の軍事力を持たない、選挙が独立した権限を持つ機関

という、いまのコスタリカの形をつくるきっかけになりました。

 

「選挙する側」と「選挙で選ばれる側」を

できるだけ切り離して運営するのが

この制度のキモとなっています、

 

選挙が独立機関だから、

数の力(というか横暴)で

選挙制度を捻じ曲げて

自分たちに有利な制度に作り変える

 

なんていうことができないようになっていますし、

もちろん、1票の格差の問題なども是正される。

 

うらやま酔っ払い

 


 

 

 

 

 

市民登録も選挙最高裁判所の仕事

 

 

その選挙制度を支える基盤として、

出生や国籍、身分証明などの市民登録制度も

選挙最高裁判所の中に置かれています。

 

 

 

出生届は医療関係者などから受け付けられ、

出生すると9桁の個人番号が付与されます。

 

その番号から、

出生した州などの情報を管理できる仕組みになっています。

 

 

 

 

 

市民登録は単なる行政手続きのようにも見えますが、

選挙権を持つ市民を正確に把握するための基礎でもあります。

 

つまり、

「誰が市民なのか」

「誰が選挙権を持つのか」という

民主主義の土台を、市民登録が支えているということです。

 

 

 

 

 

「子どもの権利」から考える父親の登録

 

今回、特に印象に残った制度の一つが、

2001年に制定された「父権責任法」です。

 

子どもが生まれた時に父親が明らかでない場合、

母親が父親を申告することができます。

 

申告された男性には、

  1. 父親であることを認める

  2. 否認する

  3. DNA鑑定を拒否する

という選択肢があります。

 

否認した場合には、国費でDNA鑑定が行われます。

 

そしてDNA鑑定を拒否した場合には、

父親として登録される仕組みになっているとのことでした。

 

この制度の背景にある考え方として、

担当者の方が説明されたのが、

 

「子どもには、養育者から保護や庇護を受ける権利がある」

 

という考え方です。

 

父親の権利や意思だけではなく、

まず子どもの権利から制度を考える。

 

当たり前やけどなっ!!

 

 

一方で、母親が父親を確定させたくない場合には、

必ずしも手続きをしなければならないわけではありません。

 

また、出生時に手続きをしなかった場合でも、

子ども自身が父親を知りたいと考えたときには、

本人が手続きをすることができるそうです。

 

「親の都合」ではなく、

子ども自身の権利をどう保障するか

 

 

日本でも、この法律ができてほしい。

 

 

 

国籍取得や市民の窓口としての役割

 

選挙最高裁判所には、

国籍取得や市民登録、身分証発行に関する窓口があります。

 

 

 

 

コスタリカでは二重国籍も認められており、

国籍取得の手続きにはかなり時間がかかるとのことでした。

 

 

 

 

面白いことに、窓口フロアで

国民が描いた絵を売っていました。

 

 

売りたい人は事前に登録すると、

作品を自由に掲示していいそうです。

 

 

アートイメージがない国ですが、

こうゆう市民に開かれた文化体験が

いつか偉大なアーティストを産む結果につながったりするよね。

 

 

 

 

 

 

 

父権法に、市民登録を選挙裁判所でやるというところに

コスタリカのソウルを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

選挙を司るパートに続きます。

 

 

 

 

 

 

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