森田町長らがワクチンを優先接種したことの問題点を整理してみた | 大阪府河南町議会議員 佐々木きえオフィシャルブログ Powered by Ameba

森田町長らがワクチンを優先接種したことの問題点を整理してみた

 

 

河南町民のみなさんなら

すでにご存知のこのニュース。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河南町だけでなく、

全国で市長や町長が優先接種している例が出ています。

 

それに対して、

「まぁ、いいんじゃないの」という意見もあれば

「許されへん!上級国民か!!」という意見もあります。

 

 

 

 

私自身、

昨日の朝にこの事実を知ってから

一日中モヤモヤと考えていて、

なんとなく考えがまとまったので書きますね。

 

*まだ、森田町長本人から説明を受けていないので

ニュースの記事内容で書きます。

 

 

 

町長の言い分

 

 

ニュースによると、町長は主に2つの点を説明しています。

 

①ワクチン接種会場従事者は医療従事者である

②住民の不安を払拭するため

 

さて、これらの言い分を検証していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

①ワクチン接種会場従事者は医療従事者である について

 

じつは、厚労省からこうゆう文書がでています。

 

 

 

 

 

 

今回、河南町の職員が当てはまるとしたら、以下の部分です。

 

 

下矢印 下矢印 下矢印

 

自治体等の新型コロナウイルス感染症対策業務において、新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する業務を行う者

 

ダイヤオレンジ 患者と接する業務を行う保健所職員、検疫所職員等 (例)保健所、検疫所、国立感染症研究所の職員で、積極的疫学調査、患者からの検体採取や患者の移送等の患者と接する業務を行う者。

ダイヤオレンジ宿泊療養施設で患者に頻繁に接する者 (例)宿泊療養施設において、健康管理、生活支援の業務により、患者と頻繁に接する業務を行う者。

ダイヤオレンジ自宅、宿泊療養施設や医療機関の間の患者移送を行う者
 

右差し(これ!!)

自治体が新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の特設会場を設ける場合に、予防接種業務に従事する者であって、新型コロナウイルス感染症患者と頻繁に接すると当該特設会場を設ける自治体が判断した者

 

 

 

上矢印 上矢印 上矢印

 

 

 

 

 

会場業務に従事する者、

 

かつ、

 

感染症患者と頻繁に接する者

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

今回、接種した河南町の職員さんは会場業務に従事します。

ですが、

感染症患者とは頻繁に接するとは思えません。

 

 

接種を受ける人は

送迎バスに乗るときに検温しますし、

ワクチンは体調良好なものにしか接種できません。

 

 

 

 

 

 

 

医療従事者が優先接種するのは

頻繁に症状が出ていて体調を崩している患者と接するために、

感染リスクが非常に高いからです。

 

また、彼らが感染することで

医療供給の体制も貧弱になるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

会場業務にあたる人は

体調不良の患者と接する機会はほとんどないし、

まして、

町長、副町長、教育庁は

受付業務のシフトに入ってるわけでもないし、

頻繁に会場に訪れたとしても

感染リスクは、最前線で患者の診察にあたられる医療従事者とは

比較にならないほど低いのでは。

 

 

 

 

行政内でも、

 

役場の窓口業務にあたられている方とかの方が、

長期間不特定多数の人と金銭のやり取りもしているし、

感染リスクは高いように思うよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

② 住民の不安を払拭するため について

 

 

ニュースの中で、

医師会から「高齢者の集団接種に関わる職員の感染リスク軽減と住民の不安を払しょくするために、医療従事者枠で接種してはどうか」と提案があったとあります。

 

 

会場にいる人がワクチンを接種することで

住民の不安を払拭できるのかどうか・・・。

 

 

 

 

 

 

すでにご存知のように、

ワクチンを接種すると、発症や重症化を抑える事ができますが、

感染を防ぐ効果については不明です。

 

一般的に、発症や重症化を防ぐ目的で接種します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*政府の広報

「発症を防ぐ」と表現されているが、

「感染を防ぐ」とは書かれていない。

 

 

 

 

 

 

 

*毎日新聞記事

 

*接種が「感染しない」「感染を防ぐ」ものではない

との記述あり。

 

 

 

 

 

 

 

 

会場従事者が発症や重症化を予防することが

住民の不安払拭になるのか・・・????

 

 

 

 

 

接種会場に訪れた住民が不安なのは、

会場スタッフが発症することや重症化することではなくて、

会場スタッフが感染者であることです。

 

 

その不安を払拭するためには

感染を防ぐ効果が認められていないワクチンを接種するよりも、

会場従事者が毎日PCR検査を受ける方が有効だと思います。

 

 

 

 

 

町長の言い分は今の所成り立たない

 

まとめると、

 

星会場業務従事者は医療従事者とちがって、

基本的には体調良好な人としか接することはない。

 

星会場に来た住民はスタッフがPCR検査を受けている方が不安を払拭できる。

 

となりますので、

やはり、町長、副町長、教育長が接種したのは軽率やったんちゃうかな。

 

 

 

 

今後、町長から説明があると思うので

説明を聞いて、

また考えたいです。

 

 

 

 

 

私は町長を応援しているし、

町長の人柄も好きなだけに

今回のことは残念です。

 

こうゆう事が起こったときに、

保身に走る行政マンが多いですが、

 

森田町長には

とにかく、保身じゃなくて

住民に対して誠実な態度をとってほしいです。

 

 

 

 

 

 

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