中学校の卒業式
昨日は中学校の卒業式があり、
ムスメも無事に卒業となりました。
公立高校の合格発表が終わっていないので、
通過点としか捉えられていないため、
とくに卒業のお祝いなんかはしていません・・・
文字にすると酷い母親ですね
さて、ウチのムスメの話題はどうでもいいのですが、
中学校では、先生方が卒業式前になると
「卒業式は普段の勉強の延長やから、普段通りの服装と髪型で出席するように」と
口を酸っぱくして言うそうです。
そういえば、私の同級生でも
やんちゃめな男の子たちは事前に先生方から釘を刺されていたのを思い出します。
派手な変形制服や派手なカラーの髪型にされると対応しなきゃいけない先生方は大変ですもんね。
でも、卒業式を終えて家に帰ってきたムスメが言ったのは
「それ、先生にそのまま返したい言葉やわ」ということです。
ムスメ曰く、
生徒には「普段の延長だから、普段の服装にしろ」という先生が
急に燕尾服、袴、スーツを着るのは変やろということです。
「自分らも普段通りのジャージで出席しろよ」ってめっちゃ思ったわー。と
内容とは裏腹に可愛らしいトーンで話していました。
ごもっともすぎて笑ってしまったのは言うまでもありませんが、
式典という場に合った服装を
生徒なりに考えるきっかけを奪っていることは事実ですし、
生徒なりに考えた結果として、
大人目線では式典らしくない服装で出席していたとしても
それも個性やんって私は思います。
「◯◯らしく/らしい」という言葉は最もらしく聞こえますが
私は、人を縛り付ける呪いの言葉と呼んでいます。
母親らしく振る舞う、
女性らしい服装、
子どもらしい挨拶などなど。
特に、「子どもらしい◯◯」という言葉は
寒くても外で元気に遊ぶことや
大きな声で挨拶をすることに対して頻繁に使われます。
家の中でダラダラとゲームをしていたり、
大人が言い返せないような言葉を使って大人を責め立てたり、
アダルト動画に興奮したり、
内向的に人と目を合わさなかったり、
大人が挨拶をしても素通りされたり。
これらもすべて子どもによく見られる振る舞いです。
なのに、これらには子どもらしいという言葉は使われません。
要するに、その言葉を発する人の理想を「◯◯らしい」という言葉で押し付けているにすぎません。そして、それはオッサン目線で語られていることが多いのも特徴です。
だから、私たちは「◯◯らしい」という言葉に反応する必要もなく
自分なりに考えて振舞えばいいのだと思います。
式典という場では
どんな服を着て、どのように振舞おうかって
自分なりに考るのも教育じゃないかな。
(先生は対応に追われて大変かもしれませんね。)
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