『あたらしい憲法草案のはなし』
最近読み進めている本。
戦後、文部省から中学生向けに発行された『あたらしい憲法のはなし』のパロディ版。
自民党の改憲草案について、わかりやすく書かれた本です。
『あたらしい憲法のはなし』は日本が戦争を心から反省した様子がわかるので
ぜひ、一度目を通してもらいたいのですが(→ここから読めます)
パロディ版の『あたらしい憲法草案のはなし』も
なかなか読み応えがあります。
先日の参院選では改憲は争点ではないと言っておきながら
投票日には「前文からすべてを含めて変えたい」と
改憲への意欲を嬉々と語っていました。
権力者を縛るための法律である憲法を
権力者である安倍総理が
なんでそこまでして変えたいと語るのか・・・
『あたらしい憲法草案のはなし』を読むと少し見えてくるものがあります。
マスメディアでは
中国が攻めてくる!!北朝鮮が攻めてくる!!と不安を煽って
憲法9条の「戦争の放棄」の部分をしきりに取り上げるのですが
改憲したいのは9条よりも
むしろ、国家と国民の関係性の部分で
現在の主権在民(国の主権者は国民であり、個々の国民が国家を形成するという考え方)をやめて
国家のためには国民の権利を制限するとうところにあります。
つまり、国家を維持するために国民があるという考えに基づいた憲法草案となっています。
憲法改正について「ナチスの手口を学んだらどうか」と発言し
世界中から批判が殺到した麻生副総理。
一体、ナチスから何を学ぼうとしているのやら。
自民党改憲草案はここから読めます。
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