今年は組体操がなかった件
実は今年の運動会では組体操はなくなりました(近つ飛鳥)。
私は、委員会や議会でことあるごとに
「安全性は」「負荷計算はされているか」と聞いてきました。
というのも、10段の50人全員ピラミッドの練習時に、背中が痛くて泣いていた女の子がいたそうです。
女の子が泣いているのを発見した教師は、
あろうことか「みんなで応援したれ」「応援が足りへんから泣いてるやろう」と指導したと聞きました。
キチンと負荷計算がされていて、全国での事故の事例に目を通していれば、そんな指導はありえないのに。
巨大化するピラミッドなどについては、近年問題が指摘されています。
200キロの負荷がかかるポジションがあるとかで、その教育効果や安全性が疑問視されています。
これらの事を何度も指摘しても
「安全性は確保されている」
「専門の先生が指導している」
「教育効果が高い」
という、通り一辺倒な答弁をしていた教育担当者。
真に、
教育効果が高く、
安全性は確保されており、
専門の教諭が指導に当たっているのならば
なんで、今回は組体操がなかったのか。
「世の中の風潮は知ってるけど、ウチでは万全の体制をとっている。子どもへは高い教育効果が期待されるから、続ける」と胸をはって言えばいいだろう。
事実、私には今までそう言ってきたのだから。
今回、組体操をやめたことで
教育担当者が言ってきた事が真実ではなかったと言わざるをえない。
つまり、高い教育効果なんてあったかなかったかわからないし、
安全性も疑問だし
専門の教諭の専門性が怪しかったのだろう。
そんな中、私の大切な子どもたちを含む児童たちは組体操をやってきたのか。
心底、大事故に発展しなくてよかった。
今後は、世の中の風潮に左右されるのではなく、子どもに向き合って教育に関わってほしいと心から願う。
*安全性の確保ができてれば、どんな教育をしようと教育のプロにお任せするのが基本だと考えているので、組体操自体をやめろと訴えているのではありません。
昨日、オットが連れて行ってくれたカヌレ堂。