娘の愛読書『あたらしい憲法のはなし』 | 大阪府河南町議会議員 佐々木きえオフィシャルブログ Powered by Ameba

娘の愛読書『あたらしい憲法のはなし』

ムスメが最近読んでいる

文部省『あたらしい憲法のはなし』1947、実業教科書株式会社




当時の中学1年生向けに文部省が配布したこの本がすばらしくて

「今の学生にも配ればいいのに」というムスメです。





この本には、現在の日本国憲法がどのような精神で書かれているのか

子ども向けにわかりやすくかかれているので

憲法を全文読んだことのない多数の議員にもオススメです笑
(意外と多かったりするので驚きますよね・・・)








どの章も、いいことが書かれているので

日本国民であれば、全て読んでほしいのですが。

特に「六、戦争の放棄」は必読です。





一部抜粋

「こんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、二つのことをきめました。

その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。

これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。

これを戰力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。

しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。

日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。



 もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、けっして戰爭によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。

おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。

なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすようなはめになるからです。

また、戰爭とまでゆかずとも、國の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。



これを戰爭の放棄というのです。


そうしてよその國となかよくして、世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです。

 みなさん、あのおそろしい戰爭が、二度とおこらないように、また戰爭を二度とおこさないようにいたしましょう。」







このような文章が、現在の文科省から出されていたというのは

かなり驚いてしまいます。






このあたりを読んだムスメさんは

「日本って、終戦直後には本気で反省して、今度はいい国を作っていこうって思っててんなぁ」と感想を漏らしていました。



現在の安倍さんの暴走っぷりに「安倍さんに読ませたいわ」というムスメ。




民主主義や日本国憲法をしっかりと理解してくれて

母は嬉しいです。







主権在民主義の現憲法では

憲法を改正するなら、国民から声をあげて国を動かすのが筋です。

トップダウンの憲法改正なんて、憲法を本当に理解しているのか疑問です。








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「あたらしい憲法のはなし」はココから読めます。


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