夫婦別姓と再婚禁止期間が合憲か違憲か判断されることに!!〜夫婦別姓編〜 | 大阪府河南町議会議員 佐々木きえオフィシャルブログ Powered by Ameba

夫婦別姓と再婚禁止期間が合憲か違憲か判断されることに!!〜夫婦別姓編〜

もう1週間以上前の話題なので、今更感が溢れていますが

夫婦別姓の問題と女性の再婚禁止期間について最高裁で判断されることとなりましたニコちゃん



これは、2013年に婚外子相続差別が違憲と判断されたことに次ぐ大きな注目度!!




・夫婦別姓について


夫婦別姓については私が中学くらいの時(20年くらい前?)から法改正の話が出ていたと記憶していますが、

話が膠着(こうちゃく)しているのは保守層の根強い家族観に起因しています。

すなわち、「家族というのは同一の姓を名乗るべきであり、そうしなければ家族の絆が希薄になり、家族の崩壊につながる」という趣旨のものです。



*現在では、夫婦で別姓を名乗りたければ、事実婚か旧姓を通称として使用するしか方法はありません。



私はこの保守層の家族観にはなんの根拠もないと考えてきました。

だって、(当たり前すぎて説明するのもアホらしいのですが)同一姓を名乗っていてもバラバラな家族がいる一方、別々の姓を名乗っていても深い絆で結ばれた家族も目にしてきましたし、

他国に目を向けてみると夫婦別姓の国、同姓の国、選択できる国など様々あるが、各国の友人らを見ていても姓が起因で家族が崩壊したというような例は目にしたことがありません。




つまり、姓が同一であるだけで強固な結びつきが生まれるとも、別であるから家族が崩壊するとも考えにくいですし、

それらを裏付けるデータもありません。




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姓変更の経験がなければ理解してもらいにくいのですが

社会で地位を得た人/得ようとする人が姓を変更することは手間と不利益が伴います。




日本では、多くの場合女性が姓を変更するので、

(それを感じる感じないはそれぞれですが)手間と不利益を女性に押し付けているのが現状です。






私事ではありますが、私は結婚の際に自己の姓を名乗りたいと最後まで言い張った経験があります。

オットの姓を名乗ることで、それまで築き上げてきた自分がなくなってしまうような不安を感じたし、オットの傘下に入ってしまうような服従感を覚えました。

戸籍と住民票の関係なども調べて調べて・・・
なぜ、私が私であり続けることが許されないのかと、何度もオット家族と喧嘩をしました。
(ハタチそこそこのコムスメなのにあせる



結局、半分脅されるような形で私が折れたのですが、今でもその恨みは残ったままです(怖)。

普段は仲良しですが(←信じられへんわ)







かといって、夫婦同姓にしている人を非難するつもりは全くなく

「彼の姓を名乗りたいの(はぁと)」という人が沢山存在することも重々承知していますし、

同姓支持な人・別姓支持な人など、それぞれの価値観を尊重しています。



大事なのは、それぞれの価値観を尊重できるような選択肢の提示です。


私のように「結局しわ寄せは全部女性にくるんかよっDASH!」なんてやさぐれる人が出ないように。




多様な価値観を受け入れる、懐の深い社会であれば

生きにくさを抱える人が少なくなると考えています。






キラキラビバ多様性キラキラ