子どもつくり課? 子ども増やし課? | 大阪府河南町議会議員 佐々木きえオフィシャルブログ Powered by Ameba

子どもつくり課? 子ども増やし課?

今日は公共施設再編&学校問題の委員会でした。



子どもがどんどん少なくなる中、学校の数や場所をどのようにしていくのか考える過程で

子どもを増やすという話になりました。

その中、「子どもつくり課とか、子ども増やし課でも創設して考えろ」という意見を述べておられる方がいました。







なんか、違うくない?







そもそも、「子どもつくり課」なんて言葉が委員会の場で出ることが気持ち悪い。

「子どもふやし課」だとしても、視点が間違ってる。




あなたたちの都合で子どもを増やしたり減らしたりできへんで??






もちろん、女性に産め!!と直接的な要求はしないのですが

まだ第3子を産んでいなくて

産めるお年頃の当事者としては

聞いていられないほど気分の悪いやり取りでした。




「少子高齢社会対策課」とかなら包括的な取組みをしそうで理解できるのですが







この違和感、

税収をアップさせるために

「もっと働かす課」を作ろうぜ!

と、女性ばかりで盛り上がっているようなモノですよ?









さらに、腹が立ったのは

保育園問題を考える為に町がとったアンケート。

「母親の就労状況」など、母親に特化した質問ばかり。







なんでやねん。

保育園って働く母親だけのものなん?

そもそも、その視点が大間違いや。






私達に子どもをもっと産んでほしかったら、

どこに子どもを連れて行っても暖かく見守ってもらえる体制を作ってください。

というか、意識を変えてください。




議会に赤ちゃんが傍聴しにきても、批判的な目で見ないでください。

なんなら、母親と一緒に議席に座っても「そんな時期もあるよね」くらい

どっしりと構えていてください。



このイタリアの議会みたいに。






実際、子どもを増やせと言ってる当人の周りに、

実際に赤ちゃんがゴロゴロいてたら嫌がるんじゃないかな?

オムツ替えを頼むと困惑するんじゃないかな?








一人の子どもを育てるって、

本当に大変なんです。

子どもを産むと、その日を境に

どこに行くにも赤ちゃんを連れていかなきゃいけなくなるねんもん。

次はいつ、自分の時間を持てるかも不明。

積み上げてきたキャリアを手放さないといけなくなるかもしれない。





社会が子どもを受け入れていない中

なんで、子どもを増やそうって思えるの??

正社員登用から半年で妊娠… 「無責任」との批判に「何年目ならいいんだ?」の反論

育児しんどいマンガ





楽しいこと、喜びも多いねんけどさ。

育児って負担と責任がずっしりと重い。

この重さをたくさんの人の肩に分散させる事を考えないと。











今日のできごとをFBに投稿した所

多くの男性が私に同調してくださる事に、

大きな希望がみえました。

「男性にはわからねぇ!」ということではなく、個人の問題なんですね。





ハーマイオニーの演説@国連

ぜひ、参考にどうぞ

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