読者の皆さん、こんにちは!ともちゃんまんです!今回もテングタケ科のきのこを4種類紹介していきたいと思います!テングタケ科というものは再三述べていますが、有毒なものから死に至るまでの猛毒種にまで存在していてきのこ狩りの初心者にはオススメ出来ない種類と言って差し支えはないですよね。

でも唯一食べられるタマゴタケが見分けやすくて初心者には推奨できる一種ですが、疣の落ちたベニテングタケと誤食してしまうケースが有ったため、この機に見分け方を記載いたします。

タマゴタケのひだや柄が黄色なのに対し、ベニテングタケとなると白い。根元を見るとタマゴタケは卵状のツボを持つのに対し、ベニテングタケは根元が棍棒のようになっていることで容易に見分けることが可能なのです。

それでは、テングタケの仲間の写真を撮ってきたので、公開したく存じます!




フクロツルタケ(猛毒)
夏~秋に掛けて、林内地上に発生する。
根元に袋状のツボを持つことから、この名前が付いた。鍔は不明瞭もしくはない。
以前は食毒不明であったが、1972年、奈良県で本種と思しきものを喫食して死亡したケースが出たため現在猛毒菌とされた。
が、ドクツルタケと同じ毒の強さを持っていながら毒成分はわかっていない。
誤食すると、ドクツルタケと同様、消化器系の症状が起き一旦収まる。(表面に現れた症状が消え去ってからまた違う症状が現れる期間を偽回復期と呼ばれる。)数日後、肝臓と腎臓の組織が破壊されて高確率で死に至る。

フクロツルタケ(猛毒)




カバイロコナテングタケ(毒)

夏~秋、林内地上に発生。
名前の通りオレンジ色の粉が手に付くので、
この特徴から他のきのこと見分けは容易。
殺バエ作用があるということだが、詳しいことはわかっていない。上記の作用から有毒と思われる。根っこが太い。

カバイロコナテングタケ(毒)



ガンタケ(毒)
夏~秋、松やコナラなどの混成林に発生すると思われる。
後述するテングタケと類似しているが、きのこ全体が赤く、傷をつけるとその部分が赤色が変わる。成熟すると柄も赤くなると思われる。
生食は有毒とされてきたが近年、ドクツルタケと同様の毒成分、「アマトキシン」が検出されていることにより、それを承知で食べる人がいなくなった。

ガンタケ(毒)


テングタケ(毒)
夏~秋、松林やゴルフ場の林などに主に発生すると思われる。
イボテン酸、ムスカリン、ムッシモールが含有しており、喫食後30分~2時間で腹痛、下痢、嘔吐などの消化器系の症状を呈する他、精神錯乱を発症する。
傘のイボが特徴的なのだが、雨などで落ちて取れてしまうこともあり、要注意。
傘の色が赤いベニテングタケも存在するが、こちらは毒性が弱いようで、2~3ヶ月間塩漬けして食べる地域もあるようだ。

テングタケ(毒)



テングタケ類の種類の紹介はいかがでしたか?
これらは毒キノコが多いということを物語る記事でもありますし、こういう種類はどれもこれもきのこ狩りの初心者に向いていないと言えるばかりですね。
それでは、情報がございましたら発信いたします。それでは、失礼いたします!