こんにちは!マシュリーと申します!
今回も、またベニタケ科のきのこの仲間を紹介したいと思っております!
こういった属のきのこはぼろぼろ崩れやすいし
食感がボソボソする種類ですね。
しかも縦に裂けるきのこは食べられるとの迷信がありますが、毒キノコでも縦に裂ける種類があり、裂けないきのこでも食べられる種類はありますので、絶対に信じないで下さい。
以前紹介したハツタケもベニタケですが、
立派な食用きのこです。筆者も食べたことがありますが、ゴロゴロした食感が堪らなく美味しいです!
さて、今回の4種類はこちらです。


アイタケ(食)
初夏~秋にかけ、雑木林で散生~単生する一種。食用とはなるものの、ビタミンB1を破壊する酵素が含有するので過食及び生に近い調理方法に注意を要する。良く似た毒キノコがないのできのこ狩りの対象として人気がある。
クサイロハツやカワリハツの緑色個体に似ているが、本種は傘の表面につぎはぎ状の鱗片があることで判別ができる。フタイロベニタケは、傘の表面が緑だけでなく赤色をすることもあることで判別が可能だが、本種と全く区別が付かない場合がある。

アイタケ(食)


ヒロハウスズミチチタケ(不食)
夏~秋にアカマツ林やコナラ科の林に発生する。また、それらの混合林に発生する。
ヒダはかなり疎らで肉は白色で脆い。傷つけると、乳液がヒダから滲み出てくる。乳液は変色しないが、傷付いた部分は赤く変色する。辛味があり、食用には適さない。
類似種にウスイロカラチチタケハイイロカラチチタケが存在するが、両者はいずれも本種よりも著しくヒダが密に並んでいること。
前者は傷つけると乳液を分泌し、
乾燥すると赤くなり、傷付いた部分も薄い朱色へと変色する。
後者も白色の乳液を出すが傷口と共に忽ち淡紅色となることで判別できる。

ヒロハウスズミチチタケ(食不適)


クロハツ(毒)
夏~秋にアカマツ林やブナ科の林に発生。
傘の表面が黒く、ヒダはやや密であり古くなると、ヒダと茎は黒くなる。対しクロハツモドキはかなり密である。
傷つけると、その部分がじわじわ赤くなり、その後に黒くなることが特徴である。(モドキも同様)
また、その成長状態の本種にはしばしばヤグラタケの被寄生者となることが知られる。
以前、生で食べると中毒するという文献であったが、現在ではそうでなくても中毒するようなので毒キノコとして扱われた。亜種のモドキも同じようである。
そういった過去の事例から、食用とする方は殆んどいなくなったようではあるが、
要注意の類似種として、猛毒のニセクロハツが存在する。この種類は、傷を付けると時間を掛けてゆっくり赤くなるだけで黒くなることがないということで判別できるが、
色の変わる速さと強さは子実体の成長段階の違いや発生環境や場所などによって左右されることが多いので、変色性という特徴だけを利用して区別することはしばしば困難である。


クロハツの変色の移り変わり


クロハツ(毒)



クサハツ(毒)
夏~秋、ブナ科の樹林や松林に主に発生。
潰すと不快臭がするのでこの名前が付いた。
ヒダはやや密、傘の縁は放射状の条線をなす。
辛味があり成熟すると、ヒダが褐色を帯びる。
有毒で腹痛、下痢、嘔吐などの胃腸系統の中毒を引き起こす。
類似種であるオキナクサハツ(毒)は成長すると濃褐色の表皮が破れていくことで判別できる。クサハツモドキ(不明)は、ビターアーモンドや杏仁水といったものの匂いがすること。
ニセクサハツはクサハツと同様、不快臭があるものの、辛味がないことで見分けることが可能。


クサハツ(毒)



以上でベニタケ科パート2の紹介を終わります!またまた発見次第こちらで紹介します!
では!