マーベルヒーロー映画

 第3作目は『アイアンマン2』

 話は前作「アイアンマン」の続編です。

 トニーがカミングアウトして、スーツのことについて政府と揉めて、逆恨みした敵に襲われたり、自分の余命と戦うお話です。

 

★今後もずっとそうなのですが、個人的な感想です。自分なりの解釈で観ているので、正確かは分かりません。人物紹介とか、専門用語はWikipediaを読んだ方が早いです。だいぶ簡単に書いてますので、ご了承ください。★

 

※で補足を挟みます。

今回は新キャラや新情報のみ記載します。

 

↓ストーリーと感想(ネタバレ有り)↓

 

〈カミングアウト後〉

 アイアンマンだとカミングアウトして、ヒーロー活動をしているトニーは、アイアンマンのスーツを兵器と見なされて、政府に没収されそうになります。国会かなんかのシーンで、兵器なのかそうでないのかとい討論をしています。そこで、親友で空軍中佐のローディが登場しました。俳優さんが変わっていて、誰?!と思いましたが、トニーとのやりとりですぐ分かりました。トニーが、世界平和の事を真剣に考えているのに、振る舞いが軽いというか、いつも冗談交じりで、敵が多そうです。勝者の余裕かな。

 

〈今回の敵〉

 新しく、トニーのライバル社の存在と、昔スターク・インダストリーズからスパイ容疑かなんかで追放されたアントン・ヴァンコの息子が登場したりします。この息子が今回の敵、イワン・ヴァンコ。ライバル社のハマー・インダストリーズのCEO、ジャスティン・ハマーは、正直咬ませ犬です。ライバル社とは言えない位、トニーと釣り合っていませんが、あえてライバル社と言うなら〜と言う感じですかね。

 

※イワン・ヴァンコ(ミッキー・ローク)CV:菅生隆之

 ロシアの物理学者。身体中に刺青。ハワードが生きていた時、一緒に働いていた、アントン・ヴァンコの息子です。スパイ容疑で、追放された父親の影響で、トニー達に逆恨みしています。父親が死んでしまった時、トニーが開いたスターク・エキスポのニュースを見て、アイアンマンのスーツをオリジナルで作り、トニーを襲撃します。イワンは前科があり、偽造パスポートでトニーの元へ行きます。

 かなり優秀な学者で、トニーのアイアンマンスーツと互角に戦うくらいのスーツを作ることができます。新型のアイアンマンスーツには、歯が立たなく、すぐ捕まりますが、トニーがうっかり助言してしまい、改良して再度襲撃しに来ます。

 無口で、威圧感も凄く、怖い見た目ですが鳥が好きで、ハマーに勧誘された時に、鳥を用意しろと言っています。体はムキムキなので、見張りも軽く倒せる位です。ハッキングもでき、ハマーのスーツ作りを手伝うフリをして、全スーツを思いのままに操作して、スターク・エキスポを襲います。

 

※ジャスティン・ハマー(サム・ロックウェル)CV:森川智之

 ハマー・インダストリーズのCEO。金にものを言わす感が凄いです。トニーをライバル視していますが、トニーには全く相手にされず、かわいそうなシーンが多かったです。アイアンマンのスーツを真似して制作を頑張っていますが、全然上手くいってないです。実験が失敗している動画を、国会で流されたり、恥ずかしい思いもしています。

 トニーを襲撃して、捕まったイワンの脱獄を手伝い、買収しますが、逆に利用されました。最後まで残念な存在でした。

 

〈恨みを買いやすいけど今回は逆恨み〉

 偽のパスポートでやってきたイワン。モナコで、カーレース中のトニーを、オリジナルスーツで襲撃。スーツが手元に無いトニーは、生身で応戦。車のガソリンを引火させたり、ドアでガードしたりとスーツ無しでも戦えています。

 イワンのスーツは、かなり露出が激しく防御力は低そうです。電気のムチのような物で攻撃。しかし、ペッパーとハッピーがスーツを届けてくれます。新型のスーツで、トニーの圧勝。刑務所に入れらたイワンに、スーツの欠点を指摘。それがアドバイスとなってしまいます。去り際、イワンにある事を見破られます。トニーの体の事でした。

 

〈余命と責任〉

 トニーは胸のアーク・リアクターの動力源のパラジウムの毒素に侵されていました。進行を止めるドリンク?みたいなものをこまめに飲んでいますが、とても辛そうです。自分の限界を感じ、スターク社の経営もペッパーに任せる事にしました。

 しかし、少し自暴自棄になってしまったのか、自分の誕生日パーティーでスーツを着て、ハメを外してしまいます。ペッパーもローディも呆れて、ローディは暴走を止めるべく、アイアンマンスーツの過去作を着てトニーと殴り合いの喧嘩をします。ローディ夢が叶ったね、よかったね。でも家はボロボロ。ローディはそのまま軍に、スーツを持ち帰ります。没収してきました。みたいに言って帰ってくるんですが、それはどうなの?!と思いますね。没収っていうかそれは最早、窃盗なのでは?!いくら呆れたとはいえ、国会みたいなので味方してくれたのに、まるで手柄欲しさ?と思ってしまいました。ローディはそんな人では無いと思いますが。

 

〈父からのメッセージ〉

 ボロボロの家で途方に暮れていると、フューリー達が現れて、ナターシャも正体を明かします。ちょっと気分が悪いトニー。毒素を緩和させる?注射を打ってもらい、諭されてトニーは立ち直ります。

 ペッパーの元へ、いちごを持って謝りに行きます。でもペッパーはいちごアレルギーで、まだ怒っているので追い返されます。ペッパーのオフィスで、スタークエキスポの模型がほっぽってあるのを見つけます。それを持って帰り、父ハワードの遺品を見ていると、トニー向けの映像がありました。そこで、ハワードのメッセージを受け取り、その言葉と模型からヒントを得ました。そのヒントで、新しい元素を作り、アーク・リアアクターの動力源を完成させました。ボロボロのラボでたった1人で作っていたのですが、拉致されていた時もガラクタの中作っていたので、天才は場所を選ばないんですね。

 トニーが「死んでも教える気ですか」と嬉しそうに呟くシーンが良かったです。

 

〈計画開始〉

 刑務所からイワンを脱獄させ、勧誘したハマーは、スーツ作りをしてもらいます。最初は低い姿勢でしたが(怖いですし)スーツが完成したら、見張りをつけて部屋に閉じ込めます。イワンは強いので素手で半殺しにしたっぽいですが。

 スタークエキスポで大量の、ハマーのスーツをお披露目している時、もう既にイワンの計画は始まっていました。スーツは中に人は入っておらず、ローディのみ人が入っています。スーツ達は遠隔操作が出来て、それを使ってイワンはエキスポで大暴れします。事前にトニーに宣戦布告の電話を入れて、エキスポへ呼びました。

 駆けつけたトニーは、ナターシャやハッピーの協力で、ローディを解放。そして2人で、スーツ達を倒します。パワーアップしたスーツで現れたイワンと対決。2人で勝利して終わりました。

 騒動が終わり、経営でも忙しいのにと嫌気がさしたペッパーは、辞表を出すと言います。でも、トニーが引き留めて、キスして仲直り。ちゃんとくっついた瞬間です。でもなんで仲直りになったのか、よく分かりません。それをローディがやれやれという顔で見ていて笑えました。

 

 

〈ナターシャの声優さん〉

 今回からしっかり、アベンジャーズ の1人、ナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウが登場します。ナターシャの吹き替え声優さんが、佐古真弓さんなのですが、別記事の『シャーロック・ホームズ』感想に出てきた、アイリーン・アドラー役のレイチェル・マクダアムスさんの吹き替え担当もされています。『シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム』に出てきた、マダム・シムザ・ヘロン役のノオミ・ラパスさんも担当されているようです。この時は、東條加那子さんが吹き替えていましたが。

 

※ナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)CV:佐古真弓

 S.H.I.E.L.D.のエージェント。凄腕スパイで、体格の全然違う人間も軽く倒せます。フランス、イタリア、ロシア、ラテン語なども話せ、色々な武器を使い、身軽な動きで戦います。今回の映画で初登場。今後もアベンジャーズのメンバーとして、色々な映画に出ます。 

 スパイの養成所みたいな所で訓練していたようですが、良い思い出はないみたいです。『アベンジャーズ/エイジオブウルトロン』で、ワンダ・モキシモフのマインドコントロールで、過去の記憶を見せられるシーンがあります。他のメンバーも、トラウマなどを抉られるのですが、その訓練時代が出てきたということは、辛い思い出だったのでしょう。卒業の儀式というものが、女性にとっては酷なもので、感情を表に出さない彼女も少し涙を浮かべていました。

 同じメンバーのブルースの事を想っているようです。アタックしますが、ブルースは自分が化け物だから幸せな未来なんてないんだよ、と突き放します。それでも彼女は想っていて、ブルースも最後には素直になれましたが、『アベンジャーズ/エイジオブウルトロン』のラスト、ブルースは姿を消してしまいます。ヒロインとヒーローがあまり幸せになれないのが多いので、この2人には是非幸せになってほしいです。2人のやりとりは少女漫画を読んでいるような、キュンとした気分になります。 

 

※ハロルド・ハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)CV:大西健晴

 トニーのボディーガードや運転手などをしている人。いつも振り回されていますが、仲が良く信頼関係ではあるようです。

 全体的にちょい役ですが『アイアンマン3』や『スパイダーマン:ホームカミング』でも出てきます。

 格闘ができて、トニーのトレーニング相手っぽいですが、ナターシャに技を決められたり、ナターシャがどんどん敵を倒して進んでいる間にやっと1人倒す、みたいなシーンがあります。これは、ナターシャが強すぎるだけですね。

 

 

〈まとめ〉

 今回凄く、トニーの人間性や苦悩が描かれていて、更に好きになりました。いつもふざけているトニーでも、たくさん悩んだり、辛いことにぶつかったりしているのですね。責任感が強く、正義にも熱い人です。その分、重圧などに苦しめられたりしているのではないでしょうか…今回は物理的にも、危なかったですしね。このトニーの実は繊細な心の描写が、これ
からもたくさん描写されます。そこも注目してみてください。

 

アイアンマンは3もあります。

もう少しでアベンジャーズですね。 

順番になったら書いていこうと思います。ではお疲れ様でした。