今回は映画『シャーロック・ホームズ』の感想を書いていこうと思います。有名なアーサー・コナン・ドイル著の推理小説『シャーロックホームズ』シリーズ原作で、日本で2010年に公開されました。

この映画を、友だちにオススメされて去年レンタルで観ました。その後、小説も読み始めましたが、この映画の原作になった話があるのかは知りません。映画オリジナルなのか、リメイクなのか。

 

★今後もずっとそうなのですが、個人的な感想です。自分なりの解釈で観ているので、正確かは分かりません。人物紹介とか、専門用語はWikipediaを読んだ方が早いです。だいぶ簡単に書いてますので、ご了承ください。★

 

↓ストーリーと感想(ネタバレ有り)↓

 

 舞台は1891年のロンドン。主人公シャーロック・ホームズと同居人であり相棒のジョン・ワトソン博士の話です。小説で少しかじった情報も、混ぜて書いていきます。主人公は2人ともなのかもしれませんが、語り手みたいなのは、ワトソン博士でした。小説では、ワトソン博士視点で話が進んでいっていました。同居する事になった、変人で素晴らしい推理力の持ったホームズとの事件を記録していく、という程でした。

 

 今回の映画は、黒魔術で世間を恐怖で染めたブラックウッド卿と対決する話です。冒頭で、ホームズとワトソン博士が、儀式をしているブラックウッドを捕まえて、刑務所に入れるというシーンで始まりです。

 

 そして、普段の生活が戻ります。ワトソン博士がメアリー・モースタンと結婚するので、引っ越すことになったのですが、ホームズは不満そうです。恋や愛について、あまり理解が無いみたいです。メアリーとワトソン博士と食事した時、探偵に興味津々のメアリーは自分のことを聞きます。そこで、ホームズは失礼な感じの推理をして、メアリーは気分を悪くします。ワトソンも怒り、少し険悪なムード。

 

 ブラックウッドの死刑の日、立ち会う2人は刑務所に行きました。絞首刑をされて、死亡を確認したワトソン博士。しかし、しばらくして、墓地が壊されて、ブラックウッドが蘇ったのです。その後も色々、不思議な事件が続きます。それを、黒魔術と噂が流れて、世間は恐怖で震え上がります。それも結局、ホームズの推理で、ただのトリックという事が分かりました。科学などを用いていたので、魔法とは真逆でした。

 

〈愛した女性〉

 名探偵のホームズを2回も出しぬき、唯一愛した女性と言われる、アイリーン・アドラーが訪ねて来ます。寝ているホームズの前に現れた時、ホームズは慌てて金庫を確認していました。アイリーンは犯罪者で、詐欺やスパイを得意としています。多少戦いもできる感じです。通り魔も速攻でボコって、ついでに財布も頂いてました。ホームズはアイリーンの写真を飾っていて、焦って写真たてを隠していました、まだ好きなのでしょうか。

 

〈依頼人は宿敵でした〉

 人を探して欲しいと依頼されます。その人間もブラックウッドの手先で、もう死んでいました。アイリーンはある人物に雇われていて、それが次作に登場する、ホームズの宿敵ジェームズ・モリアーティ教授でした。アイリーンは弱みを握られていると言っていて、それは何かと聞いたホームズに、意味深な笑顔を向けていたので、ホームズ関係なのでしょうか?私はよく分かりませんでした。

 

〈探偵助手も嫌じゃない〉

 嫌だとか、もう関わらないと言いつつ、ホームズの手伝いをしてしまうワトソン博士。ブラックウッドに殺されかけた、アイリーンも一緒に、ブラックウッドの事件を解決します。その殺されかけた、というシーンが凄く怖かったです。豚を解体する工場?で調査をしていると、ブラックウッドの声が聞こえて、ベルトコンベアーに鎖で吊るされたアイリーンが現れます。豚を丸ごと吊す所に吊るされて、両側から火炎放射器が出る所へ流されそうになっています。ホームズとワトソンが協力して、助けます。ホームズはコートを羽織って、アイリーンを守り、ワトソンが火炎放射を止める。しかし、鎖を取ろうとしていると、次は豚を真っ二つにするノコギリみたいなものが、じわじわ迫ってきます。肉片を隙間に入れて時間を稼いだり、水道管みたいなのを破裂させて、天井を脆くして脱出しました。急いでブラックウッドを追おうとしましたが、爆弾が隠してあり、3人共吹っ飛びました。

 

〈結婚直近なのに…〉

 怪我をさせてしまって、責任を感じたのか、集中をして事件の謎を解きました。牢獄にいる時に、ブラックウッドがホームズに、脅しのようなことを言います。でもそれは逆にヒントになりました。黒魔術の正体も暴き、ブラックウッドの企みを阻止します。この事件の最後に、アイリーンの依頼主がモリアーティーと分かり、次回に続く感じでした。

 

〈武闘派の2人〉

 劇中でかなり、戦うシーンが出てきます。名探偵とお医者さんが、そんなに戦えるの?!と驚きました。でも、戦い方も賢い感じでした。まず、相手の動きを予想して、その弱点をついて攻撃する。シュミレーションみたいなのをしていました。例えば「頭を右に傾けた、敵は右耳が悪い。出会いがしらに、不意打ち。(耳を攻撃)酒飲みは肝臓が悪い、レバーに一発。(肝臓を殴る)足を引きずっていた、トドメに膝を壊す。(片膝をゴキってしていました)」診断、全治何ヶ月〜とかも言ってました。シュミレーションはスローモーションで描かれていて、実践は一瞬で終わりました。どうしてこういう戦い方なのか、というのが分かりやすかったです。闘技場のシーンもあったのですが、ホームズは頭を使って賢く戦っていました。

 『シャーロックホームズ〜シャドウゲーム〜』に出てくる、モリアーティー教授も拳闘のチャンピオンで、ホームズと戦うシーンがありました。頭脳だけに頼らない、両立できるのが凄いです。

 

〈配役について〉

 ホームズ役はロバウト・ダウニー・Jr(CV:藤原啓治)です。やはりピッタリのキャスティングです。ホームズのお茶目感も完璧に反映されていました。

 ワトソン役はジュード・ロウ(CV:森川智之)です。こちらもピッタリ…。もうこの2人以外は考えられません。ちなみに、アイリーン・アドラー役はレイチェル・マクダアムス(CV:佐古真弓)は最初イメージと違いましたが、それは最初シャーロックホームズを知らなかったからで、観て、読んで行くと、ピッタリだと思いました。

 シャドウゲーム以降、続編は出ていません。もっと観たいですが、終わり方がもう望みがない感じでしたねえ。

 

まとめ

 この映画を観て、すっかりハマりました。探偵モノは元々好きでしたが、この映画は本当に面白かったです。小説も読んでいる途中ですが、短編集なので読みやすいですし、映画も小説を読んでいると分かりやすいかと。出会いとか、関係性とかがあまり、映画には描かれていませんでした。

 

 あまり望みがないですが、是非もっと観たいです。

 次はドラマのSHERLOCKを観たいと思います。

 お疲れ様でした。