79.75-1995年4月19日に付けたドル/円の底(円の史上最高値)である。
そんな相場を意識し始めなければならない相場となってきた。一体何が起こっているのか全く分からない。市場のパラダイムが大きく変化し始めてきているのか…。昨日購入した週刊『NEWS WEEK』は『資本主義の未来』を掲げ、フランシス・フクヤマ(ジョンズ・ホプキンズ大学教授)の『アメリカ株式会社の没落』の特別寄稿文が掲載されていた。

これまでも歴史の転換点と呼べるような出来事には出遭ってきた。例えば、1989年11月にはベルリンの壁が崩壊し、冷戦構造が終焉すると同時に大量の人々が資本主義社会へ参入してきた。為替市場も大量に新規参入者を迎えることになり、2~3年はアマチュアが市場を支配するマーケットとなった。困ったのは、従来から市場にいた所謂プロフェッショナル達であった。プロの行動というのは、経験値が支配する。新規参入者はアマであるから、経験も何もない。やりたいようにしかやらないので、相場の定石が全く通用しなくなった。チャートもへったくりもない状態に嫌気が差し、1年程度マーケットから去った時期もあった。でも、それも数年の話である。為替相場も何故か相場の定石やチャートが機能する状態に復帰する。

これからパラダイム・シフトが起きるとすれば、かなり大規模なものになりそうな予感がしている。歴史は繰り返すようで繰り返さないというのが持論ではあるが、繰り返すとすれば、現在起き始めているパラダイム・シフトが落ち着くまで暫くの間、また相場の定石やチャートが機能しなくなることになりそうだ…。


【ドル/円の日中予測レンジ:96.00~98.50】
サポート:97.50、97.20、96.00。レジスタンス:98.00、98.50~60、99.00。
日足は、2007年6月の高値から引いたラインを下に抜けてきた。つまり、元の下げトレンドに復帰したということである。100円割れ定着の相場が暫く続くことになる。(週末の楽しみの一つであるドライブに必須のガソリン。その値段が強烈に下がることを期待している。尤も、石油元売り会社は原油価格の高騰を目の前にしてパニックに陥り、140ドル台の原油をしこたま買ってしまったのか、ガソリン代の値下げスピードが遅い。原油価格半値+円高でレギュラーガソリンは100円を割れてもおかしくない…?!)
上値は98.50、99.00辺りがレジスタンスとなった。下値は、直近の安値を更新したことで、少なくとも今年3月のドル安値=95.73に顔合わせに行くことになる。99.80を超えるまでは戻り売りで攻めるしかない。目先の戻りの目処は、98.00~98.50。


【ユーロ/円の日中予測レンジ:120.00~126.00】
サポート:124.00、…、120.00。レジスタンス:125.40、126.00。
日経新聞が今朝の朝刊でユーロ相場のことを採り上げ始めたので、そろそろ底が近いのかも知れない。それにしても、ユーロ/ドルは今年7月の高値から3ヵ月で3300ポイントの下げ、ユーロ/円は46円の下げである。やはり何かが起こり始めているのだろう。
ユーロ/ドルは恐らく1.2340まで下げる。これは、2006年4月に空いたマドである。今月中に埋めるとすれば、何と2年6ヵ月=30ヵ月振りとなるが、30という数字はあまり相場には馴染まない。1.2500前後にサポートが控えていることを勘案すれば、相場はそこで一旦止まり、1.2340は来月乃至再来月のことになるのかも知れない。いずれにしても、1.2340を目指す相場と観念して戻り売りに徹することとする。
ユーロ/円は、120.00前後までの下げとなる。130.00と違うのは、120.00前後にはサポートがある。120円を割れて、2000年10月の安値=88.94に向かう相場とは思えないので、120円台は少し買いを入れてみようと思っている。


【英ポンド/円の日中予測レンジ:154.00~159.00】
サポート:158.00、…、154.00。レジスタンス:159.00、159.50、160.00。
ユーロ/円同様に下げ。ただ、値動きが激し過ぎて、サポート、レジスタンスに言及してもあまり意味がない。短期勝負でも164.00超えとなるまで戻り売りと言っても、現在の158円台前半から6円も上では、話しても意味がない。


【豪ドル/円の日中予測レンジ:62.00~68.00】
サポート:64.70、63.00、62.00。レジスタンス:65.30、65.80、66.00。
直近の安値を更新していない。恐らく、他のクロス/円同様に新安値を更新する。62.00及び60.00のサポートを切ることができるのかどうか。いずれにしても、68.00超えの引値が出るまでは戻り売りである。

為替相場は全体的に下げスピードを速めている。相場のセリング・マックスに見られる現象ではあるが、冒頭に述べたようにパラダイム・シフトが始まっているとすれば、そんな相場の見方も何も意味を持たない。ただただ相場について行く他手立てがなくなってきている…。