ドル/円―下げもきつければ、戻りもきつい。
月曜のニューヨーク市場で「米下院が政府金融安定化法案を否決」したにも拘わらず、何故ユーロ/ドルや英ポンド/ドルが売られたのか…。昨夜は「米議員の金融安定化法案復活意図表明」を好感してまたドル買いとなった。
材料はともかく、何が何でもドル買いの地合いとなっている。クロス/円の売り、或いは、欧州でも金融危機が顕在化しつつある、との理由はあるのだろうが、それにしてもすっきりしない後講釈である。
欧州の金融不安と米国の金融不安を比べたら、やはり米国の方が深刻ではないのか。だとしたらドル売り=欧州通貨高であるが、相場は反対に動いている。クロス/円の巻き戻しで円高なのは分かるが、それでは昨日からのドル/円での円安地合いはどう説明するのか。分からないことだらけだが、相場はとにかくドル買いらしい…。
【ドル/円の日中予測レンジ:105.70~106.80】
サポート:106.00、105.70、105.50。レジスタンス:106.40、106.60、106.80。
昨日の引値が106.11になるとは…。昨日の時点では、「105.30のレジスタンスを上抜ければ、106.00前後までの戻りとなる」とは思っていたが、引値は105円台半ばか後半とみていた。ちょっと戻り過ぎとは思うが、相場は結局また元の揉み合い商状に復帰した。トレンドを形成するにはまだ時間が必要ということなのであろう。当面は、104.00~107.00のレンジ相場と観念せざるを得ない。
【ユーロ/円の日中予測レンジ:148.80~150.30】
サポート:149.50、1492.10、148.80。レジスタンス:150.30、150.50、150.80。
日足は、上下にヒゲの長い寄引同事線となった。直近のラリーの下値圏に出た寄引同事線なので、今日は攻防の分岐点とみたい。日足ストキャスティックスからは、下げのバイアスが強い。戻り売りで攻めたい。
1時間足をみると、雲の下限をテスト中である。雲の中に突入した場合は、150.50前後までの上げとなるが、152円台乗せとなるまでは戻り売りとみて、150円台は売りで攻める予定である。
【英ポンド/円の日中予測レンジ:188.40~190.20】
サポート:188.90、188.60、188.00。レジスタンス:189.60、190.20、190.80。
日足は陽線引けとなったが、上ヒゲが長い。やや買い疲れの商状のようにみえる。日足ストキャスティックスからは下げの可能性が高い。
1時間足では、現在189.20前後のレジスタンスをテスト中であるが、189.60超えは難しと思っている。191.20の雲の上限を上抜くまでは、戻り売りとなっている。
直近の安値=184.48に顔合わせに行く可能性が高いので、190円台があれば売りで攻めたい…。
【豪ドル/円の日中予測レンジ:83.50~84.50】
サポート:84.00、83.50、83.20。レジスタンス:84.30、84.60、85.00。
日足は、英ポンド/円とほぼ同じ格好となった。直近の安値=81.41に近づいてきている。ダブル・ボトムを形成して反転上昇となるのか、或いは、下抜けてしまうのか、攻防の分岐が近づいている。日足ストキャスティックスからは、下げへのバイアスが強い。85円に接近した局面で売り、損切りは85.70。
クロス/円は全般的にクルーシャルなところにきているので、注意が必要である。欧州通貨や豪ドル/ドルの下げがまだ継続しそうな格好となっているので、直近の安値を更新する可能性が高まっている。値頃感からの押し目買いは控え、相場の自律反転を待ちたい…。