米財務長官「米国の金融機関は、なりふり構わず資本増強を早くやれ。外資でも何でもいい。とにかく金を出すところから金を集め資本にぶち込め。日本も金を出せよ。」
EC首脳「景気の上昇が続くと思っていたのに、ユーロ高で景気がおかしくなり始めている。日本や中国はユーロ高で潤っている。ちょっとずるいぞ。もっと円高・元高を進めろ。」
日本の首脳「(自分勝手なことばかり言うなよ、と心の中で叫びながら)まあまあ、市場資本主義ですから。グローバル経済の進展・深化が、毒入り餃子となって入ってきたり、ボーナスでローン組んで買おうと思っていたベンツがユーロ高で諦めざるを得なくなったり、もう苦労は皆同じっていうことで、こんな共同声明文でどうでしょうかねぇ…。“G7は今後も市場の動向を注視し、必要な措置をとる”(オレは何もしないけど…)」
ってな話し合いになのかどうか、G7では何も目新しい材料は出ないという前提で来週の相場を描いてみたい…。
【ドル/円の来週予測レンジ:106.00~110.00】
4週間前に寄引同事線を出して相場が反転するように見えたが、その後3週に亘り下値トライとなった。その下値トライで105.80~106.00に強いサポートが形成されてしまった。来週は、軽い下押しはあるものの、底固く推移。日足引値が108円台乗せとなった辺りから、ドル上げがはっきりし、110円を目指す展開か。
下値目処は、5週移動平均線が位置している106.77辺り。ドル下げがはっきりするのは、105.80からとなる。
【ユーロ/円の来週予測レンジ:152.50~157.50】
ユーロ/ドルの週足を見ると、今週の引値が週足の転換線=1.4632と5週移動平均線=1.4676を下廻っている。来週も上値の重い展開となりそうだ。週足パラボリックが1.4358に位置しているので、相場が1.4400を下回ってきた場合には注意が必要である。ドル/円が底固く推移する中で、ユーロ/ドルが軟調推移を辿るならば、ユーロ/円は高下を繰り返しながら次第に下げへ向うと考えている。
ユーロ/円の週足は雲の下に位置しており、今週の高値が雲の下限で跳ね返されている。週足の転換線が基準線=158.50に接近してきているので、上値の重い展開となりそうだ。5週移動平均線が157.41に位置しているので、上値はその辺りが限度と考えている。下値は154.00にサポートが控えているが、日足パラボリックが154.25前後まで上がってきているので、相場がこれにタッチすると戻り売りがはっきりする。
【英ポンド/円の来週予測レンジ:206.00~211.00】
英ポンド/ドルの週足が、再び雲の下に出てきた。1.9200~1.9300にはサポートが控えているので、直近の安値=1.9336を下抜けても1.9200を下抜ける力はないものと思っている。従って、英ポンド/円も205円を下抜けることはなく、210円超えを目指すのではないか…。ただ、週足及び日足のチャートからは、英ポンド/円の上げを示唆するもは見当たらないのも事実であるので、戻り売りに徹したい。売りは、205円割れからついて行っても間に合うので、来週は売り場探しとしたい。
【豪ドル/円の来週予測レンジ:94.50~97.50】
引き続き方向感のはっきりしない相場が続きそうだ。来週初は、豪ドル/円の買いからスタートしそうであるが、97.50前後で息切れを起こし、その後は反落94円割れを目指すシナリオである。
豪ドル/ドルの日足が雲の中にあり、暫く横這う可能性が高いことも、豪ドル/円の方向性を不透明なものにしている。ポジションを建てた場合には、こまめな利食いが必要である。