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みなさん、こんにちは木村拓哉です。TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りする「木村拓哉 Flow」
この番組は様々な方をゲストに迎え「どう人生をFlowしてきたのか?」じっくりと伺っていきます。
今月のマンスリーゲストは、アーティストのAwich!Awichさんとのトークセッションも今週が最後ですね!そして、Awichにとっての人生の一曲も伺います!
自分プロデュースいるよね?
います。います。わたしにとっては、めちゃくちゃ大事なことで…
俯瞰した一人の自分がいるっていうのは、やっぱその眠れない夜のセッションというか、自問自答の中で生まれたセルフなんですよ。
そこと会話するから自分の人生、俯瞰して見えるし、何か一回そこ一回、そこで吐き出しているので…
何かこのホントにその周りにいる人たちとは、落ち着いて会話できるっていうか…
何かそこを私めっちゃ大事だなって思って、ありがたい気づきだなって思って…
まず、でも私はだから、自分のファンの子たちには、日記をめちゃくちゃ推奨してます「日記を書け」って、めっちゃ言ってます〜笑!
それは、もういいポジティブなことだけではなく、思ったことを?
はい。だからこそ日記は、自分のまぁ聖域というか、シークレットプレイスとして…
誰にも見られないし、カッコつけなくていいところ、あと綺麗ごと言わなくていいところ…
偽善者ぶらなくていいところ、自分の中にあるホントの声というか…
何かこれがわからない、これがムカつく、これが嫌いとかも、これが大好きとかも全部、何にも飾り付けずに言えるところで…
そこで自分との対話をすると、何かだんだん「あ、ホントに好きなのって、これなんだ」とか…
「わたしって、これ得意なんだ」とか、わかってあげられるから、それに基づいた行動が取れるという…
もうあれだよね。日記という、自分に対するカルテですよね。
あ〜、そうですね。そう。だから、まぁプロデューサー、セラピストみたいな。
でもさ、時には自分自身がドクターにもなるし、ナースにもなってるし、それは何だろうな…
だから、一方通行で、ずっとドクターやってるわけじゃなしに…
そうですね。確かに。確かに。
そこがスイッチしてるっていう感じは…
ホントそうっすね。
だから、健康なんじゃない?だから、健康で健全なんじゃない?
確かに〜笑!
いや、でもちょっとびっくりしたんですけど、ちょっと日本に戻るきっかけになる出来事が…
ホントに旦那さんが他界してしまうっていうタイミングがあったらしいんですけども、そういう時もまぁ今ね、お話に上がっていた…
それが一番実感した。その効果と言ったら、変なんですけど…
必要性というか、ホントに自分が立ち直れないって思ったり、人に対する怒りというか、何だろう…
悲しみとか、苦しみとかを誰にもぶつけることが、もうできない状態の時に、やっぱり自分との何だろう…
自分の気持ちを書き出してみるというか、自分との自問自答みたいなのも書きだしてみるというか…
ホントに生きて行く意味がわからないって時も「生きて行く意味をわかりません」って書きたら…
それに「何でわからないの?」って「どういうところが、わからないの?」って聞いてくれる、また自分がいるんですよ。
「どういうところがわからないって、どういうことなんだろう?」とか…
何かわからないところも、ずっと自問自答していくと「じゃあ、鳴響美は?」
鳴響美って娘なんですけど「鳴響美は、どうすんの?」とか…
「お父さん、お母さん、どうするの?」とかって聞いてくれる自分がいるっていうのをずっと一生やってましたね。その旦那が他界した直後。
でもさ、そこでさ、その「何で?」とか「どうして?」って思えなくなった人たちってさ、まぁホントに良くないとは思うんだけど…
自分で、自分のその鼓動を止めるような選択をされる人たちもいることは、事実じゃないですか…
はい。そうです。
だから、そこでAwichみたいにね、気持ちがボロボロになろうが…
「倒れても、ぜってぇ前だけは見てやる」っていうような、何かサヴァイヴみたいな感じ?
うんうん。確かに。
それがきっとあったんだろうなって、すごく感じたし、思ったし、それ戻って来たのって、いくつの時だったんすか?
24歳の時。
24?
はい。それこそ、学校卒業した直後に旦那が亡くなって、それで帰って来ましたね。娘ともども。
そんとき、だから本人が24で、娘さんが?
3歳。
3歳。ほぉ〜、でもその状況にフってなって、もう一回そのリスタートじゃないけど…
もう一回、ギアをガチャって入れるきっかけになることって何だったんですか?
まず、2年間ぐらいずっと自問自答してたんですけど、その中でやっぱり、ホントに何だろう…
「この人生を終わってもいいかもしれない」って思う瞬間も何回もあって…
「もう日記を書くのをやめようかな」と思うタイミングもあったんだ?
はい。それをでも止めていたのが、でも「じゃあ、娘のことどうする?」みたいな、何だろう…
「娘にとって、わたしがいなくなったら、2人ともいなくなったら…
じゃあ、どうやって彼女は生きて行くんだ?」みたいなのを何だろう…
疑問が最初にあって「やっぱり、わたしが必要だな」ってなったんですよ。
「彼女にとって、わたしは必要だって、どういう状態で必要なんだろう?」って考えたときに…
「こんなにいつも泣いてて、ダラダラしている私が彼女にとって必要かな?
それとも、何をしている私が彼女にとって必要なんだろう?
だったら、必要なんだったら、どういう風にすれば彼女にとって一番いいんだろう?」みたいな…
わたしが最終的に気づいたのは、わたしが幸せに一生懸命生きてることが、彼女にとっていいこと。
「それをわたしは、彼女に見せたい」って。自分に見せたい。
「じゃあ、何をして一生懸命に生きたい?」って聞いたときに…
やっぱり、自分が好きなこと「じゃあ、好きなことは何?」ラップ〜笑!
出たね!答え!
っていう風に、そこに行き着くことが何とか、何とかできたんすよ。自問自答の長い自問自答の中で…
だんだんそういう風に気づいていくときに、父親に言われた一言も結構大きくて…
ずっと長い間、実家でお世話になってたんですけど、ある日、父親が「お前、いつまでそんな風にしてんだ?」って言うて来たんですよ。
わたしは何かやっぱり、未亡人として、未亡人のシングルマザーって可哀想だから…
一生こんな風に何か誰かの命を悔やんで生きて行く権利があるって、どっかで思ってたんすよ。
自分の心の中で、だから「誰かに何か言われる筋合いなんてない」って思ってたんですけど…
父にそう言われたときに「は!?」みたいな「は!?」みたいな感じで、ちょっと最初怒ったんですよ。
「だって、わたし何か最愛の人を亡くしたんだよ」みたいな…
「そんな何で、そんなこと言えるの?」みたいな感じで、ちょっと反抗したんですけど…
「言っとくけど」みたいな「うちなんちゅはな、全員愛してる人とか…
家族とか、友達を失って、それでも生きて来たから、お前がいるんだぞ」って言われたんですよ。
それを聞いたときにハっとしました。本当に何かお父さんもお兄ちゃん亡くしてるし、お母さんも何だろう…
友達とか、いろんな人を亡くしてるし、戦時中も戦後の時代もホントにいろんな時代を生き抜いて来た力強い人たちから…
わたしは生まれてるんだな」って思ったときに、立ち直る、何だろう…
「DNAがわたしの中にある」って気づかされて「うわ!やったろう」って思ったんですね。そのときに〜笑!
「やったろう」って、そんときにやっぱ思って、自分の自問自答の最終、何だろう…
アンサーみたいなのも相まって「よし!」って思えました。
何か素敵な家族だし、素敵なDNAだなって、話聞いてて、めちゃくちゃ思うんですけど…
ありがとうございます!なんくるないさーが発揮されちゃう!
そのなんくるないさー、ハンパないね!
いや、結構わたしめちゃくちゃパワフルな言葉だと思っていて…
何か何とでもなるから、何もしないとか、ちょっとクレイジーな雰囲気を最初は持ってると思ってたんですよ。ちっちゃい頃は…
だから「宿題しない、なんくるないさー」みたいな〜笑!そのちょっとクレイジー!
その使い方、あってんのかな?
多分そこは間違ってたって、大人になって気づくんすよ。ホントに…
何とかするから、大丈夫だから、何とかする。何でも、何があっても何とかする。
あと人生って、ホントにどうにでもなるというか、人間の宇宙とか地球の歴史の中のホントのちっちゃい私たちの人生の中で、いろんな悩みがあって…
いろんな分かれ道があると思うんですけど、どっちに行ったとしても…
実際はホントは大丈夫なんだよっていう、めちゃくちゃ深いところから来てるフレーズだなって、大きくなって気づいて…
「どっちに転んでも大丈夫だから、どうぞ行きなさい」っていう言葉。
いや〜、もう何かあれだな。俺が今日、カウンセリングを受けてた感じになっちゃったな。もうホントに…
いやいやいやいや…
それで、完全復活した何かAwichの快進撃がちょっと怖いんですけど…
2020年に1月アルバム「孔雀」をリリースして、そして同じ年、7月配信シングル「Shoock Shoock」でメジャーデビュー。こんときが34歳?
そうですね。
2年後、アルバム「Queendom」を発表して、3年っすよ。だから、3年でアリーナの単独ライブと日本武道館公演を成功させ…
僕は多分、その日本武道館のステージ上のAwichの「何かいろいろ言ってるけどさ」っていう…
「あたし、こうなんだよ!」みたいなことを言ってんのを目にして、耳にして「おもろ!」っていう感じになりました。
ありがとうございます!
そして去年か、最新アルバム「THE UNION」を発表したということで…
その「THE UNION」に込めたのは「自分が自分らしくいること。
弱さも強さもさらけ出すことっていう。相手にも、それを譲ること」っていうね。
それで、本当のユニオンが生まれるんじゃないかなって思って、その想いを込めたアルバムです。
へぇ〜、それでいま現在は37歳というAwichなんですけど…
見つめるこの先っていうものって何かあったりするんですか?
あります!ズバリ、グラミー賞獲ります!
お〜、グラミー。これはそうだね、これしょうがないんだよ。だって…
しょうがないんだよ!?
Awichって、そういう人なんだから。
ありがとうございます〜笑!
「あたし、こうするから」っていうことは、しますからね!
そうだった〜笑!そうだった〜笑!
グラミー賞!
グラミー賞獲ります!
それは何かやっぱ特別な想い、あるんですか?
そうですね。やっぱり自分が何て言うんだろう…やれることで…
例えば、今の自分自身の立ち位置で実際に沖縄の若いアーティストたちがいっぱいもっと広い大きな夢を見れるようになってるっていう、現実があるんですけど…
それをもっと広げたいっていう気持ちがあって、日本人があのグラミー賞を獲ることで…
日本のやっぱ若いアーティストたちも、もう獲れる前提で、最初から夢を見てくれるじゃないですか…
まぁ言ったら日本人だけじゃなくて、アジア人全員がそう思ってくれるような社会が、世界ができたらいいなと思ってて…
それはもちろん生きがいというか、生きてる命の「命を何に使いたい?」って究極、自分に問いかける時に…
やっぱそういうことに使いたいんですよ。わたしのいま持ってる命を。だから、獲ります。
獲ります!そんなAwichにちょっとこの番組ですね、毎回ゲストの方に「人生の一曲」っていう…
ちょっと、わりとハードル高めな質問させてもらってるんですけど、伺ってもいいでしょうか?
いろいろ考えたんですけど、ここはやはり自分の曲がいいなと思って…
その中でも、わたしのこれまでの人生をまとめている曲があって、それが「Queendom」という曲です。
「Queendom」
はい。わたしのまぁ沖縄で生まれ育って、この「Queendom」と言われるように、自分で言っちゃうんですけど〜笑!
自分で言っちゃうんですけど、言われるような位置までの人生の経緯だったり…
「これから、わたしがどう生きて行きたいか?」っていう覚悟だったりを語ってる曲です。
おぉ〜、これはこれもう人生の一曲っていうよりも、もう完全に彼女が自分に自分を鼓舞するがごとくのプロファイルですからね。
そうですね。
うん。いや、これじゃあ聴いていただきましょう!Awichで「Queendom」
ということで「木村拓哉 Flow」4月のマンスリーゲストは、Awichでした!ありがとうございました!
ありがとうございました!
ヤバ〜笑!
ありがとうございます!
これが多分どっかのタイミングで、武道館がグラミーに輝きますね!
そうですね〜笑!
すげー!
ありがとうございます!ありがとうございます!
ありがとうございます!
ありがとうございます!
「木村拓哉 Flow」TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りしてきました。
番組では感想をはじめ、質問や相談もお待ちしております。
送り先は番組のWebサイトからお願いします。TOKYO FMのトップページから「Flow」のページにジャンプして送ってください。
番組公式「X フロウさん」もあります。フォローとチェック「#フロウさん」をつけてポストの方、お願いします。
まだまだ気を抜かず、体調管理も意識して、相手を想いやって、一緒に乗り越えていきましょう!PEACE&STAY SAFE!なんくるないさー!木村拓哉でした!
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Awich
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Kenichiro Nishihara
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