実は僕のsnsのフォロワーさんにとても多いのが病気や障害と戦う方や医療従事者さんなんです(2020年頃から一気に増えました。)


その中でも1番多い病気はやはり【脳動静脈奇形】【てんかん】【脳出血】

なかでも脳出血は圧倒的に多いです。

相談のDMなども頂くのですが、実はとある事情で返せていないのが現状です。


というのも脳出血って、脳の大脳、小脳、一体どこで起きたのか、そしてどのタイミングで治療を受けたのか、等で色々と症状や後遺症などの影響が変わってしまうからです。


僕は大脳(皆さんが想像する左右に分かれた大きな脳みそです。)の左側、左側頭葉で脳出血を起こして1時間〜2時間で病院に入り治療を受けました。


なので身体的に大きな後遺症って、そこまで無いのが現状です。

そして当時は僕も自分が脳出血なんか起こすとも思っていなかったし、なんなら脳出血を起こしていなければその後に飲み会が入っていたので、そこで脳出血を起こしていたらと思うと色々恐怖ですよね‥。


酔っ払っていたらテンション的に病院に行かないんじゃないかとか、アルコールで血流が更に良くなって‥とか。


あとは脳出血を起こす2〜3ヶ月前から肩、目の上、首、こめかみ、辺りがずっと痛かったのが逆に良かったのかも。

だから「あ、何か起こったんだな。」と思ってすぐ病院に行けました。


後遺症が無いと言っても、僕の場合は記憶を2〜3割失ってしまって何回リハビリして覚えられても結局それ以外がまた消えていってしまって、そんな自分自身に腹がたって冷静でいられずにまた何かを忘れている、みたいな負のループに陥ってるんですけどね。


それでも僕は多分「ラッキーな方。」だと思います。


脳出血を起こしたことにラッキーもアンラッキーも無いんですけど、ただ脳出血関係の相談を色んな方から受けたり、テレビやネットニュースなどで見ていると


「あ、自分はまだ不幸中の幸いだったんだな。」


と思ってしまいます。

結果的に勿論人生は大変になりましたけど、生きてます。

看護学校も卒業できて、映画やテレビも出させて頂けてます。

辛さ自慢を始めたら、僕より辛い人なんてきって世界中に沢山いる。


最近は同じく脳出血を起こした【清原翔】くんのsnsをチェックしています。

2020年に彼の事でインタビューを受けた時からずっと清原くんの回復を応援しているんですが、しっかりとリハビリをして自分自身と向き合っている勇者の姿をみて僕はいつも感動しています。


とても大きな病気だからこそ、

得られる小さな宝物があったりします。


僕も何回、本当に何回、自殺願望と戦ったのか解らないぐらい。

でも脳なのか心なのか、どこかに小さな光は常にありました。


【もしかしたら。】


そのもしかしたらは、


「明日には急に治ってるかも!」


「ずっとなりたかったヒーローの仕事が来るかも!」


「1億の宝くじが当たるかも!」


本当にあり得ない夢みたいな話なんですが、信じられない不幸な病気に掛かったら

、逆に幸運すら信じられちゃうんですよね。


叶わなくたっていい。

ただ心から不可能を信じられる様になった事が幸せだから。



(先日、母親が送ってきてくれた写真。実は小学校2年生ぐらいまでは体が弱くて入院ばかりで学校にあまり行けてなかったんですよね。)



そんな子供も今では、難病は持っていても、元気に育ちました。

ありがとうねお母さん。