先日、ずっと気になっていた映画
「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」
を見に行ったんですよね。
主演の鈴木亮平さんも一度だけアクションシーンでご一緒させて頂いた事があって、その時の印象が【THE悪役】だったので今回は真逆の【ドクター役】を見れるのが凄く楽しみでした。
そして何より自分自身が現在、俳優をやりながらも2019年に難病が発覚してからは医療従事者になりたいという夢を持ち、現在は看護学生として歩んでいる途中なので、看護学生としても俳優としても勉強になるんじゃないかなと思いました。
映画化されたのが4月28日という事で、僕の誕生日の翌日だったのも嬉しかったんですよね。
そして既に2ヶ月経過しているのにも関わらず映画館は何処も、どの時間帯もほぼ満席と言う事で好きな席は選べませんでした。*笑*
俳優としては、いまのご時世で映画館が満席と言うのは有難い限りですけどね!
そして最初の予告が始まりました。
最初に感じた事は…。
「懐かしい!!」
映画館に来るのも実は懐かしかったんですよね。関係者試写会や舞台挨拶などで映画館に行く事はあるんですが、やはりコロナを恐れて映画館に行く事は減っていました。未だに脳出血の再出血が不安でコロナワクチンも一度も打てていません。
だから、ただただ幸せでした。
リハビリを終えて、歩ける様になって、文字も書ける様になった。脳動静脈奇形が原因で脳出血を起こし、一時は給料だって30分の1まで減った。仕事もほとんど無くなった。アルバイトもやったけど、分かりやすくシフトが減っていった。それから4年間。色々な事を経て、今は昔より笑える様になった。
ただ嬉しかった。なんか映画館ってこんなに綺麗だったんだなと思えた。
昔ならビールやポップコーンはセットだったんだけど、今回は集中したかったから麦茶をもって鑑賞。
すると30分ぐらいしてから
【ドンっ】
席の背中らへんに何かがぶつかりました。
(ん?…まぁいっか。)
それぐらいにしか思わなかったんですけど、それから10分起きぐらいに
ドンドンやたらと当たってくるんです。
【ドン!!】
完全にわざとなんです。
だから僕の頭で映画が見づらいのかなと思って姿勢を少し下げて椅子に寝てるみたいな姿勢?で映画を見る様にしていたら、少しおさまったんです。
(あ、やっぱり僕の頭が邪魔だったのか。)
実際に椅子に姿勢良く座るよりも少しだらし無く座っている方が楽なので僕は良いのですが、周りの方が見た時にマナーとしてどうなのかが気になりますよね。申し訳ないとは思ったんですけど蹴られるのが嫌だったので少し姿勢を落として映画を見ていました。
すると…。
【ドン!!】
(いいかげんにしろよ。)
さすがにイラっとしたので、こんな気持ちで映画を見ても集中出来ないだろうし気持ち悪いだけなので途中で抜けて、翌日にまた同じ映画を見直しました。
映画館のマナーを守れない人って本当に居るんだなって悲しくなりました。あり得ない。
僕達って、そういう気持ちで映画を作ってるんじゃないのに。
俳優、監督、関係者、皆それぞれが映画を楽しんで欲しくて全力で寝る間も惜しんで作品を作ってる。
僕らで言えば、セリフを覚えて、キャラクターを想像して、創造していく。そんな人達全員がチカラを合わせて1つの作品が出来るのに。
お客さんが映画館を出る時に
「楽しかったね!」
「また見たいね!!」
その声が聞きたいから皆頑張ってるのに。
「背中ずっと蹴られてたんだけど。」
の声を聞く為に映画を作る監督や俳優が居る訳ねーだろ。
映画館のマナーだけは絶対に守ってください!!!
間瀬翔太。今回は怒ってます。