僕が看護師を志したのは約3年前。

10万人に1人の難病【脳動静脈奇形】と診断され、当時は自分でもそれが信じられなかったんだ。

そして手術をしなかったら死ぬ可能性があるのは理解出来る。

でも手術をしても20%の確率で死ぬか、植物人間、失明、半身付随、等といった後遺症があると言われた時に恐怖なんか少しも無かった。

悲しみが少しと、やっぱり怒りだった。


【なんで僕なんだよ】


【なんで今なんだよ】


【ってゆーか、手術しても手術しなくても死ぬのかよ。】


って本気で思った。

何年間も耐えてきて芸能の仕事も今が1番乗ってる時なのに!って。



「神様のバカヤロウ」


と思いながら気付いたら、手足をギュッと握りしめながら全身が痙攣を起こしていて目の前が白くなっていた。(ドクターに脳動静脈奇形を宣告された直後)


すぐに看護師さんに車椅子でSCU(脳専門のICU)のベッドまで運ばれたのを今でも覚えてる。


「落ち着いてね、大丈夫だからね。」


【お前に僕の気持ちなんか分かんねーだろ!!】


支えてくれてる看護師さんを掴んで怒鳴ったり、点滴を抜いたり、後でご飯を投げたりして、その日は本当にとてつもないぐらい迷惑をかけた。

たった1日で脳動静脈奇形、てんかん、パニック障害、3つの病気が僕の人生に追加された。

勿論、拒否権なんか無かった。

テレビやライブ配信の僕ならきっとこう言う。


【楽勝!かかってこい☆必ず勝つ!】


でも、その時は逃げたくも無かった。


ただ、








死にたかった。












(2019.7.17 倒れる2日前。左下が僕です)





翌日、目が覚めて冷静になってから夜勤を終えた看護師さんに謝った。


『昨日は本当にすいませんでした。』


「患者さんあるあるだから大丈夫!怖かったよね。」


『!!』


きっとその日の、その人の、その発言を聞いた辺りからかも、少しづつ僕の人生が変わり始めた。


治される側から


治す側になりたい!


と思い始めた。


准看護師学校に入る為に去年から勉強を始め、今年からようやく入試を受けました!!


結果としては不合格でしたが、まだ二次入試もあるのでガンガン気合い入れて行くつもりです!!

たった一回落ちたぐらいで落ち込んでたら、これから学校入ってからもっと落ち込む事や辛い事なんて沢山あるし、病院で働き始めたら辛いとか落ち込むとか言ってられない。相手はあくまで患者!つまりは【命】だから。僕らの気持ちよりも優先すべきはそこだと思ってる。だから落ちたぐらい正直あまり気にしてない。自分が悪い!努力が足りなかった。まだまだ行ける!まだまだ僕は伸びる!まだまだ輝く!!だって生きてるから☆僕も君もU^ェ^U


止まれないんじゃない止まらない!