皆さんヘルプマークってご存知ですか?僕みたいに障害や難病がある方、助けてほしいけどクチが上手く開けなかったり、目が見えなかったり、人見知りだったりと、色々な理由を持った方がヘルプマークを持っています。最近では街中でよく見かける様になりましたが、2019年当時は今より全然ヘルプマークはまだ知られていませんでした。今日はそんな話をブログに書きたいのですが、まずはこちらのブログをお読みください。
未だに、この事はよく覚えています。
今でもたまにあるんですよね。
僕の語彙力がないので失礼な表現になってしまっていたらゴメンなさい。
この間も、ピアスが沢山空いていて赤髪でロック系な女の子が
「もし良かったら座りますか?」
とバスで席を譲ってくれたり。
前回の強面なおじちゃんにしても、今回のロック系の女の子にしても、本当に【愛】や【優しさ】に見た目や年齢は関係無いと言う事なんですよね。
逆に電車の優先席で、ずーっと仲良くお話ししていた女性2人(50代ぐらいなのかな?)は会話中にあからさまに僕のヘルプマークを見て、目を背けて会話を再開していました。勿論ヘルプマークを知らなかったのかもしれないですし、物珍しさで見ていただけかもしれません。
それに僕も電車やバスの席を譲ってもらうために付けているのでは無くて、もし【てんかん】や【脳動静脈奇形】による脳出血等で倒れた場合に、救急隊や助けてくれた方達に直ぐ、行きつけの病院や、自分の病名、家族の連絡先が分かるようにメモした紙を貼ってあるんですよね。ヘルプマークの場合は医療従事者さんも直ぐに気付いてくれるので、非常に助かってます。
ただ本当に障害者になって初めて見えた世界なんですが、
「人は見た目に判断されては絶対にダメ」
と言うことを再確認しましたね。
優しそうな人はあくまで優し【そう】なんですよね。
怖そうな人も怖【そう】なだけだったりします。
やはり自分の目と耳と心で体感した事、それ以外は簡単に信じちゃダメだなと再確認した気がします。
そして、これも非常に残念なんですが
障害者の同志でも本当に困っている人と、
困って【そう】な人は居ますね。
(困ってそうと言うか困ったフリと言うか)
そういった方からDMが届いた事もあります。
「障害者手帳を持つと◯◯(施設)安くなりますか?」
「障害者は新幹線タダですか?」
なんだろうなぁ、僕が人として器が小さいのかなぁ。
勿論場所や物が安くなったりとかは確かにあるんだけど【そこ】が重要なのかな。
例えば障害がある方でも◯◯と言う施設にいってみたい。だけど身体が健常者の方よりも動かしずらい、勿論収入も多少なりとも少なくなりますよね。でも行ってみたい。それで◯◯と言う施設を調べてみたら障害者の方は一般の方よりも少し安くなると言う情報が見つかったので行ってみた!と言うのが本来、障害者手帳の正しい使い方かなって。
なんか少し変わってる方は
【◯◯と言う施設を安く使いたいから障害者手帳を貰いたい】
みたいに感じるんですよね。
そんなメッセージや質問がくる事が少し残念ですね。
常に清く正しく生きろとは思わないんですが、僕達が利用させて頂いている施設や乗り物が障害者手帳で少し割引されるのは日本と言う国の暖かさと、日本人の愛情の上で成り立っている事だと思います。
最低限の感謝だけは忘れない様に生きましょう。