皆さん、野口英世さんって知ってますか?

千円札に書かれている、あの野口英世さん。


失礼かもなんですが、僕は頭が良い方では無かったので初めて医療関係の方だと知ったんです!!

そして彼の人生を知って、凄く感動しました。


野口英世さん、まだ小さい頃(確か一歳だったかな?)に囲炉裏(家の中にある焚き火みたいな?)に落ちて、左手を大火傷してしまうんです。


そして指同士が火傷の後遺症でくっついてしまって、そのまま15歳まで育ってしまうんです。

ただ、そんなとある日にそのバックボーンを知ってくれている担任の先生が周りの友人などを集めて費用をカンパして、病院に頼んで野口英世さんを手を手術で治して貰ったんですって。


それに偉い感銘を受けた野口英世さんは、

医療に携わりたい!自分も人の為になりたい!

と思ったそうです。


素晴らしい!!!


なんか遠く感じなかったんですよ。

その気持ち。僕は野口英世さんみたいに有名人では無いけど、突然現れた病にやられて、でもお医者さんや看護師さん、そう医療は僕を見捨てなかった。


だから次は自分がそっち側に立ちたいと思った。


僕も、ここ2年ぐらい医療に携わってきて色んな方の話を聞いて少し分かった事があるんです。


きっと医療従事者になりたい人って3パターンいると思うんですよね。


まずひとつ目。

【夢やバトン。】

これは単純に小さい頃からの憧れパターンです。

ドクターやナースがカッコいいから!!

映画やドラマなどを見てなりたいと思った人達もそうですね!!それか家族や親戚、近しい人に医療従事者が居て、その憧れから受け取ったバトンかな、と思います!!


そしてふたつ目。

【安定や資格。】

意外にも僕が出会った中では、これが圧倒的に多かったです。別にお金の為とかでは無く、ただ安定した職業に就きたい、その中で色々考えてみたらココだった。と言う人も居れば「夢が見つからなかった。だったら資格をとって人から必要とされる職業につきたかった。」と答えた人も居ました。とにかく、この答えが圧倒的に多かったですね!!


最後みっつ目。

【闇から光。】

これは逆に圧倒的に少なかったパターンです。

野口英世さんや僕パターンになるんですが、自分が病気や難病、障害を持ったからこそ痛みや辛さが分かる!だから次は自分が「助けられる側」から『助ける側』に行きたいんだ。と言う方ですね!!

(大切な誰かを守れなくて、守りたくて、目指した方もこのパターンかもしれません。)


僕が知る限りでは医療従事者を目指す方は大体この

3パターンに属してる気がします。


野口英世さんは最後、沢山の人をウイルスから守る為に自分の時間をほとんど削ってまで海外で勉強をしていました。日本のお母さんとも成人後は確か1度しか逢えてなかった気がします。(不確かな情報だったらごめんなさい!)


「黄熱病(おうねつびょう)」と言うウイルスの研究を10年以上やっていたんですが、なかなか手強く、ようやく決着が着くかと思った時にウイルスも最後のチカラを振り絞り、野口英世さん自身が黄熱病に掛かってしまい、





そのまま亡くなってしまいました。





僕はまるで下手な小説や映画を見ている様でした。


「まだまだこれからぢゃないですか野口さん!」


小説や映画で言う所の起承転結の転の部分ですよ。

最後は、我らが野口英世さんが大勝利してください!!


僕は資料館で本当は泣きそうになりながら資料を見ていた。


まるで野口英世さんを師匠の様に見ていたのかもしれない。


数分前まで全く知らなかった。

でも人間なんて、時間ぢゃない。

【熱】なんだ。フィーリング。


野口英世さんが亡くなられたのが黄【熱】病なだけに、笑えない被せになっちゃったけど。


そうなんだよ。熱意だと思ってる。

彼は亡くなられた後もこうして伝説として生きているのは、まだ地球上に彼の熱が残っているから!

そう信じたい。


だとすれば、授業やテレビでも語り継がれてたり

1000円札にすら描かれちゃうぐらい伝説となっている野口英世さんの熱。


それが野口英世の起承転結の


「結」


だったのかな。


バトン。受け取りました。