2年前の今日。2019年8月7日。


僕は脳動静脈奇形の手術をしたんだった。

手術前日までは


「早く始まらないかなぁ!!」


「やる気まんまんだぜ!!」


って本当に強気で、

手術当日の朝も意外と怖がってなくて

唯一思ってたのは夕ご飯も朝ご飯も食べてないから

お腹減ったなぁ、だったかな。


そして手術前に、

もしかしたら最後の動画になるかもしれない、

でも絶対にそんな風にはさせないつもりで撮影した動画がこちらです。


この後は家族と集合して、

当日担当のナースやドクターも来て話しをしてくれて、手術の服に着替えました。


覚えているのは、

この辺りから一気に空気感が変わったと言う事。

怖くなった、と言うよりは


「もっと生きていたい…。」


と更に強く思ったのと、

何故か急に寂しくなった。


そして専用の目立たない道を通って手術室まで。

この道もまた怖かったのよ!!

なんか死刑を受けに行く様な気分だった。

本当にあの時、めちゃくちゃ不安だったし怖かったし、進むんぢゃなくて戻りたかった。


「やっぱ手術明日ぢゃダメですか?」


って本当は言いたかったけど、

今日の為に集まってくれて、全員が真剣な眼差しの家族やドクターやナースの前でそんな弱気な発言は出来なかった。


(やるしかないよな…。)


が正直な本音だったよね。笑

今だから言えるよw


いざ手術室のドアが開いて家族と離れる瞬間、

恐怖に押し潰されそうな中で見つけた唯一の幸せは


僕が小学生の頃に離婚した父と母、

そして結婚して昔よりは逢えなくなった妹、


小学生ぶりに僕の視界にその三人が居た事。

僕はその中の四人目になりたかった。


だから勝たなきゃいけないと思った。


ドアが閉まって

手術室に入ってからは、やってやる!!!

の気持ちでした。


同意書なども既に10枚以上書いていたんだけど

中に入ってから追加で数枚書きました。


それから手術室のベッドで横になって身体や頭をしっかりと固定されました。

そして今から麻酔を流すと聞いて、

承諾したんですが急に怖くなって


「すいません!一度待って貰って良いですか?」


と言って


麻酔科のドクターが


「あ、一度待ちますか?」


と言ってくれたのは覚えているんですが

その後は気付いたら手術が終わっていました。



目が覚めて一番最初に右手と右足が動くかをチェックしましたね。


そして、ちゃんと動いてくれたのが嬉しすぎてまた気絶したのか眠ったのか覚えていませんが、

次はまた別の場所に居ました。



それから数日後、本当は歩いちゃいけないって言われているのに早く回復したくて夜中に歩く練習したりリハビリに集中してました。笑


懐かしいなぁ。

あれから二年かぁ。


その時代からブログを見てくれてる方もいらっしゃるもんね。

本当にありがとうございます(T ^ T)

二年経って、いまも後遺症とは戦いながらも元気に生きています☆

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