缶ジュースって、こんな重くて、暖かくて、美味しいんだ。

僕はまだデビューする前、確かあれは17歳の頃。
あの時代はアルバイトを週1、2でして
週4、5でストリートダンスや歌をやってた時代。
あの時代はメンバー全員、
お金も無くてジュースを買うのも大変だった。
たまにストリートダンスを見てくれた人達が
ジュースをプレゼントしてくれて、
それを飲んだりしてた。
それがひたすら美味しくて幸せだったんだよね！！

そしてそんな時代だからさ、お昼ご飯なんか
食べるお金も無ければ食べる時間も無い訳で。
結局朝9〜10時ぐらいからストリートダンスを始めて
夕方19時ぐらいに終わって、それから皆で
100円の【うどん】を食べるってのが決まりだったんだよね！懐かしい。
意外と足りない気がするでしょ？！
でもね、無料で【てんかす】や【ネギ】が入れ放題だったから僕達はそれを大量に入れたりしてたんだ☆
ブログには名前を出して書けないけど、皆が知ってる有名人の人達も当時は沢山一緒にこのうどん屋さんで
【100円うどん】を食べてたんだよ！
皆、下積み時代があったんだ☆

そして初ライブではまさかのギャラが500円だったんだよね！！(T ^ T)＊笑＊
それを3人ぢゃ(この後にメンバー4人になります！)分けきれないからさ、1人づつ好きなアイスを1本づつ買って、余ったお金で1本ジュースを買ったの！＊笑＊
これすら良い思い出。

ライブに着ていくシャツが無い、とか
オシャレなズボンなんか持ってない、とか
本当になんか色々悩む事が沢山あったな。＊笑＊

👇この歌に色々当時の気持ちが込められています。


でもさ、それから無事に歌を出したり
俳優として映画に出たりバラエティに出して頂いたり
ラジオに出させて頂いたり。
本当に色んな経験を積ませて頂いた。

ご飯もあの時より本当に美味しい物を食べさせて頂いたり、飲ませて頂ける様になりました。

僕はいつ、如何なる時も、感謝やその時の気持ち、
そして当時のハングリー精神だけは忘れない様に、
って思っていたんだけどね。

もしかしたら【慣れ】てしまっていたのかな？

最近ふと思うんだ。

10万人に1人の難病【脳動静脈奇形】と言う
本来なら絶対ぐらいに掛からない様な難病。
でも僕はそれに掛かった。
そして仕事を一時的ではあるけど




『完全に失った。』




でもさ。
笑っちゃったんだ。
失ったのは【仕事】と【収入】だけだったの。
その仕事に関係してる本当に優しい関係者は
僕にまた連絡をくれた。
そしてまた一緒にYouTubeでコラボが出来たり
また新しい繋がりが出来たりした。
そして普段から可愛がってくれてる監督も
僕が回復してからラジオや映画の話をくれた。
他にも、回復したらまた一緒にやろうと話をくれる関係者さんが沢山いる。
素晴らしい方達だと本気で思った。
逆に僕が入院前に散々チカラを貸したのに、入院した途端にスッパリ切られた人には恨みは全くないけど、きっと二度と会わないと思う。
いま僕は自分にとって本当に大切な人が見える様になった。難病はハッキリ言って僕に悪い物ばかりを与えた訳では無いんだ。

そして【収入】も確かにほぼゼロになった。
だけど僕はゼロならゼロらしく、
カッコもつけずにとことんやり直してみた。

デビュー前のストリートダンス時代に戻ってみた。
そして改めて、お金を作る事の大変さを再認識した。
僕と共に暮らす父のサポート力とありがたみ、
そして応援してくれているファンの愛情、
僕を支えてくれている仲間や芸能関係者の方々、
僕はめちゃくちゃ何も分かってなかったんだな。

【ポコチャ】と言うアプリで
ファンの子達にライブ配信をしながら
ジュースを買ってみた。

『いただきます！いつも支えてくれてありがとう！」

その時のジュースは、
昔ストリートダンスをしていた時と似て、
とても重く、
暖かく、
美味しかった。









(冷たいお茶買ったんだけどね🥺w)