ふと、YouTubeで自分の病気の事を調べていたときに
懐かしいドラマを見つけた。


にぃにのことを忘れないで-腦腫瘍と鬪った8年間」


これは24時間テレビで放送されたドラマなんだけど、実話をベースに作られたドラマなんだけど、
主人公は中学生の頃に脳腫瘍が見つかってしまうの。でもそれにも負けずに強く戦うんだ。
そして家族が主人公を守る為に一緒に戦ってくれるの。

近い様で僕の病気とは全然違うんだけど、
見ながらビックリした事が沢山。

主人公が母親に言う言葉が、僕が家族や先生やマネージャーに言った言葉と同じだったり、
考えてる事も本当に似てた。
そして起こす行動も似てた。

ただこれは主人公と僕が似てるんぢゃなくて、きっと
病院や先生から【死】の可能性を提示された人は皆同じような気持ちになるんだと思う。

主人公が泣きながら母親に言った

「僕は何のために生まれてきたの?」

と言う言葉。

僕もお母さんに言った。
この主人公の子は僕より辛かったかもしれない、そして怖かったと思う。
僕は会った事すら無い、だけど遠い存在に思えない。
僕も毎日寝る前に

「明日も生きられます様に」

って枕に顔をうずめて祈ってる。
普段はニコニコしてる。だけど、その瞬間だけはニコニコなんてきえる。
そして目覚めた時が一番嬉しいし幸せ。
雨が降ってたって、台風が来てたって、どんな不幸があったとしても、まずは「生きてる」事に感謝出来る様になった。

これは手術前にも思った事。
生きていけます様にって。

いま僕や君が生きている今日は
誰かが生きたかった今日。
仲間もお金も環境も全部、人生には必要。
でも生きてる事が大前提。

主人公の子と同じく、僕は母親に

「なんの為に僕は人助けしてきたんだよ?僕の人生ってなんだったんだよ。ねぇお母さん、僕は何の為に生まれてきたんだろう?」

って聞いた。
でも、このドラマでは言われたお母さんサイドの気持ちも描かれていた。
僕は改めて自分の事しか考えてなかったと気付かされた。

難病患者サイドの気持ちはマヂでわかる。
本当に目の前まで【死】と向き合ったのは人生初だけど、それは無駄ぢゃないと思ってる。
だけどフォロワーサイドの気持ちを少しでも知れたのは本当にうれしかった。
そして反省と感謝を改めて出来た。

はうたーや仲間や家族には前から言ってたけど、
ようやく何で自分が生まれてきたか分かったんだ。

「誰かを守るため、
そして愛する為に生まれてきたんだと思う。」

その気持ちを聞いてから、
改めてドラマを見てくれたら嬉しいな。
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はうたーが描いてくれたイラスト♡