前回、二度目のカテーテル検査を受ける事を承諾し、今回はそのカテーテル検査を受けるお話です。

やはり前日の夜からもうご飯は食べさせて頂けず、当日の朝もカテーテル検査2時間前からは飲み物が禁止でした。
これが何気に辛いと思われがちなんですが、専用の点滴(食べ物や飲み物代わりの栄養が入った点滴)を打っていたのでそこまで辛くはありませんでした。ただ、前日に点滴を3本抜いたばかりで本日もまた点滴なので腕が腫れてしまっていて打ちやすい場所が無かったそうで、太めの注射を二回ほど失敗され、三度目にようやく針が血管に刺さりました。すごく痛かったのを覚えていますが、先生も頑張ってくれたので仕方ないと思います。

そして股間部の除毛に関しては二日前にやったばかりなので、特に手入れもせず。

そのまま朝の9時頃に、カテーテル検査専門部屋へと運ばれました。
今回の部屋は前回よりも狭く教室半分ぐらいの大きさでした。
そこに入り、昨日僕に脳動静脈奇形や手術日の説明をしてくれた先生と再対面!

「昨日は本当にすみませんでした。大変な検査だと思いますが、先生を信じます。宜しくお願いします!」

「間瀬くんはお酒が強いんだよね。少し強めにセルシンを打ってあげるね。1、2時間で終わるから安心してね。」

と少し笑顔で話してくれました。
その後、看護師さんも来て下さり

「間瀬さんがカテーテル検査をしている最中に、好きな音楽を掛ける事も出来ますよ!この中から好きな曲を選んで下さい。」

と少し古めのipodを出してくれました。
懐かしいなぁ。なんて思いながら、すぐ寝てしまうから何でも良いかなぁ?なんて思っていたんですが、フと画面を見たときにたまたま好きだった曲が見つかりました。

Tomorrow never knows / Mr.Children

これが入ったアルバムを選択しました。
歌詞の一部を公開。

果てしない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう
 癒える事ない傷みなら、いっそ引き連れて
少しぐらい はみだしたっていいさ
 oh oh  夢を描こう。
誰かの為に生きてみたって oh oh 
Tomorrow never knows
心のまま僕はゆくのさ
誰も知る事のない明日へ」

誰も知る事のない明日へ行く為にも、
僕も頑張ろう。
と、思い検査が始まりました。

「では足に麻酔を打つ前に、点滴から薬を2つ打つからね。これで少し痛みがマシになったり、ボーっとしたりするかもしれないよ。」

と言われたのを覚えています。
その数秒後、前回のカテーテル検査とは少し違い、腕がややピリピリしました。

分かりやすく例えるなら、柔らかく先の尖っていない木の枝?のような棒で
腕をひたすら連打されている感じ。
1人じゃなく数人で腕に棒を連打して突かれているような感じ。分かりづらいかな?

その後、また初めての感覚で
少し頭がクラクラしました。
なんか気持ち悪いと言うか、

「今日体調悪いからもしかしたら吐くかもな。」

みたいな日ってあるぢゃないですか?
そんな感じでした。

ただ、それも数十秒後には感じなくなり、
途端に身体の負担が一気になくなり布団に包まれて身体がフワフワした様な感覚になり、
先程書いたMr.Childrenの曲がよく聞こえる様になりました。

「よしサビを聞いてミスチルから元気を貰おう。」

と思い、Aメロを聴き始め、そして、、

多分その瞬間に眠りました。
結果サビを聞けず!!(T ^ T)

そしてまた手術の最中に先生から

「今から脳に造影剤を流すので熱くなります。」

と言われうっすらですが起きたのは覚えてます。
そしてやはり変わらず、顔面アイロンでした。
ただこれも確実ではないかもですが、前回よりややスムーズに終わったかも?
と言うぐらい、ほとんどの記憶がありません。
寝てたのか起きてたのかすら分かりません!
これかこれからカテーテル検査を受ける方に朗報です。注意すべきは顔面アイロンだけです。
今回に限りは足の麻酔も全く何も感じませんでした。
 

無事に検査が終わってから、病室に帰りました。
待っていてくれた母親曰く

「また翔ちゃん訳の分からない事を小さい声で言っていたよ。あと何か歌おうとしてたよ。」

多分それはミスチルのサビの部分だろうね。
と目覚めてから思いました。

この治療の翌日に、先程カテーテル検査をしてくれた先生から僕の脳動静脈奇形の場所や大きさ、手術の種類の詳細などを聞くことになります。


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