7月20日の夜20時頃に入院が決まり、
お医者様から
「とにかく直ぐにご家族に連絡して下さい。すぐ入院します。」
と言われ、僕もマネージャーも放心状態と言うか混乱状態。

え、この人何言ってるの?って感じ。
僕この後、飲み行く約束してるんだけど。
みたいな。

当時は脳出血のデカさやヒドさが分からなかったから本当混乱してた。
そのまま本当にスピーディに、集中治療室へと運ばれ点滴を三種された。
確か栄養剤?(ご飯や飲み物を食べなくても大丈夫な薬)と止血剤?(多分脳の出血を抑えたりする薬だと思う)と安定剤?(血圧を下げる為の点滴。これが一番重要みたい。血圧が高いと出血のリスクも増えるから。)この三種だったと思います。

すいません。本当にスピーディだったので僕は脳出血の事もそうですが、とにかく自分が入院する事や、親に何て伝えようかとか、友達に会いに行けなくなっちゃった事や、明日のラジオ収録どうしようとか、そんな事ばかり考えてしまっていました。

脳出血と言うのは本当に危険な病気で、くも膜下出血や脳梗塞に繋がる非常に危険な病気です。
当時は全く、その知識が無かったけれど入院から約一週間、いま僕は毎日その関係を勉強しているので本当に当時の自分の愚かさや無能さに驚いてます。

とりあえずさらに1時間後の21時頃に家族が到着し、僕のベッドの前で先生が状況説明。

「とりあえず脳出血はしていますが、緊急手術は必要ではありません。ただ原因が一切分からなかったので明日もう一度CTスキャンを撮らせてください。」

との事でした。そしてそのCTスキャンの後にもう一度CTスキャンをし、その際に「造影剤」と言う薬を点滴から流させて下さいとの事でした。造影剤を使うと血管が更によく見える様です。最初のCTで何も問題が無ければ終了。それでも原因が分からなければ造影剤を投与した上でCTと言う事になりました。

本来、脳出血を起こした方は
・言葉が喋れなくる
・意識がなくなる
・ケイレンを起こす
・身体が麻痺する
などの症状が起こるそうです。
しかし僕は何一つ症状が起こっていなかったので、先生たちも不思議に感じていました。

とりあえず手術が必要ないと聞いたのが一番の救いでした。一日か二日の入院は仕方ないかという感じで僕も家族もマネージャーも思っていました。

その後マネージャーが、レコーディングで一緒だった同級生にも連絡してくれたみたいで、
その子が僕を気づかい飲み物や歯磨きまで買ってきてくれました。その歯磨きは未だに毎日使っていて、めちゃくちゃ重宝しています。

そしてこの翌日に、想像以上の現実を叩きつけられます。